今日はCREAの記事の「台湾コロナ防疫成功のなぜ① ドラマのような監視システムに驚愕」を拝見しました。
日本人の視点から台湾の状況をまとめた素晴らしい記事だと思います。
記事には「台湾警察の位置管理システムはSF映画レベルであるため、逃げおおせるのは、まず無理だと思っていい。」がありますから、ちょっと台湾の監視システムの環境を紹介しようかなぁと思います。
まず言いたいのは、台湾はSF映画レベルの監視システムを......
持っていません
しかし、台湾の監視カメラがすごく多いです。あるニュースによると、台湾の監視カメラの密度が中国、米国の次の世界の三位です。
実際の数値がわかりませんが、渋滞情報をチェックできる「即時影像監視器」ページだけでも、生放送の監視映像が数えきれないほどあるとわかります。
でも、ご覧の通り、壊れた比率もけっこう高いです。
政府の管理している監視カメラは、あまりメンテナンスしてない感じで、何か事故があって、監視カメラの映像を見て判明したい時には、いつも、肝心なところの監視カメラが壊れてしまいました。
いんぺいで壊れたこともあると思いますが、周りの人の経験によると、壊れたままに修理しない件も意外と多いです。
そして、一般人が設置する防犯カメラ。
台湾は日本と違って、住宅地、商業地などの規則が厳しくありませんから、住宅エリアでも、店舗が点在。店舗が防犯カメラを設置するのはほぼ常識ですから、どの道でも一つや二つの防犯カメラがあります。
さらに、5千台湾ドル(およそ1万8千円)だけで防犯カメラセットを購入できるこの時代には、一般住宅でも気軽に設置することが可能です。
私の住んでいる戸建て式の集合住宅では、7割の住宅が道路を監視している防犯カメラを設置しています。
時には「監視カメラが多すぎると、監視されてプライバシー侵害された気がする!」って海外からのニュースを読みましたが、台湾人は全然気にしてないとは言えます。
それは、交通事故のせいでしょう?
台湾はバイクが多くて、交通事故も多発ですから、責任を判明するために監視カメラの映像が大事です。台湾人なら、自分や家族のために映像を求める経験が一つ二つありますから、監視カメラの重要性を深刻に感じていると思います。
それに、監視カメラの密度の高さのおかげで、犯罪者が出たら、店舗や一般家庭も治安のために、積極的にカメラ映像を警察に提供しますから、だいたい何時間だけで逮捕することができます。
新型コロナの件もそうですが。
携帯の信号などの技術も利用しましたが、携帯を家に置いたままに出かけると、担当者が今度の連絡時間までに気付かないかもしれません。
でも、連絡時間になって、担当者の電話を出なかったら、警察がすぐに訪ねて、家にいない事実を判明したら、すみやかに犯罪者扱いで追跡することになります。
ここは、カメラ映像の出番です。
警察はカメラ映像で追跡している同時に、厚労省のスタッフがカメラ映像で隔離期間の脫出回数を調査して、回数によって罰金を決めます。
ちなみに、脱出者の中にも、バスや電車を乗って遠くまで遊びに行った人がいて、すぐに捕まることができませんから、そういう人が「名前、年齢、脱出経路」を公表されます。
残酷ですが、仕方ありません。