【台湾】マスクメーカーを確保する国家対応 | 台南在住日記とか

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(Photo:ネットからダウンロードしたスクリーンショット)

 

 新型コロナウィルスのニュースを読んでるとき、コメントでこの図を見ました。Yu Changさんの知り合いがマスクのメーカーですから、この文章の旨がマスクメーカーと国家のやりとり

 

 噂だらけのこの時代、美談でも悪事でも自分の目で見たことがないなら、100%信用できないと思いますが、実際にFACEBOOKでこのアカウントを検索すれば、きちんとあるアカウントを判明しました。だから、一応実話として紹介します。

 

 台湾は新暦と旧暦の二つのお正月休みがあります。今年の旧暦のお正月休みが1/23(木)からの一週間。この一週間に、芸能界や観光地のショップ以外全員休んでいますが、1/27(月)に衛生部(=厚生労働省)からYu Changさんの知り合いのマスクメーカーに電話しました。

 

 「後どれくらいのマスクを生産できますか?」と聞かれました。

 

 「お正月の前にほとんど売ったので、休みが終わったら入荷する予定ですが、原料のメーカーによると、早くても3月以降だそうです。」メーカーが答えました。

 

 そして、衛生部「メーカーに損失させない固定価格でマスクを買い取る」と約束しました。

 

 その後、紡織研究所が訪ねてきて、 「原料が足りないと承知しましたから、こちらから調達するので心配しないでください」と伝えました。

 

 さらに、台湾電力会社警察も登場。台湾電力会社は電力供給がこれからの生産に対応できるかどうか検査しました。警察は安全の確保するために、2時間も1回のパトロールを約束して、監視カメラを設置してあげました。

 

 「もし必要であれば、軍人も生産の手伝いに派遣してきますよ。」と伝えました。

 

 国家が自家の工場に対する尊重を感じて、メーカーが嬉しいそうです。そして、今でも国家と国民の期待を背負って24時間休まず頑張っています。

 

 そうですね。私が家にのんびりしてた時から、知らない誰かがみんなを守るために頑張り始めました。彼らのおかげで、本当に幸せです。 

 

 ところで、台湾の最初の公衆衛生システムは、日本が構築してくれたらしいから、日本は台湾の師匠だといえますよね。最近、彷徨って方向を見失ったようですが、でも、技術も素質も経験も人に負けず強い師匠ですから、きっと立ち直ると信じています。