タイ南部で

日本語講師をしている

tico(ティコ)です

 

教え子で

卒業しても

ずっと気になる学生がいた

 

 

 

彼はお父様と二人で暮らしていた

日本の大学に進みたかったけど

色々な事情で

断念した

 

 

日本語の授業も

一番前の席で

熱心に受けていた

 

 

野外活動に行くと

他校の女学生から

『アカウント教えて』と列ができていた

 

 

優しくて

人気があり

素直な学生

 

 

 



 

そんな学生の

唯一の肉親が

天国に旅たたれた

 

 

葬儀に向かう道中

色々なことを考えた

神様はなぜ

あんないい子に悲しみを与えるのか・・・

 

19歳の青年が

背負うには重すぎるではないか・・・

 

 

 

到着すると

たくさんの友達の囲まれ

ニコニコしながら

車まで駆け寄ってきてくれた

『せんせーーー!ぼくは にほんご わすれました』

 

 

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沢山の友達に囲まれて

骨粉を流す川にみんなで行ったり

食事をしたりした

 

 

 

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わたしは 何度も何度も

彼を抱きしめた

名残惜しい別れだった

 

 

彼は笑顔で見送ってくれた

 

 

 

葬儀に駆けつけた

後輩達は

取り立て免許で

私を誘導しながら

ゆっくりと運転してくれる

 

 

 

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こんなに優しい後輩に慕われ

彼が幸せにならないはずはない

 

 

彼に幸あれ

彼に幸あれ

 

 

Best.

tico.

 

 

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