ロマンティックエロティックグロリアス -135ページ目

・・・菫・・・

でも、失ってしまったよ・・・

あの黒銀の巻き毛の小さな女の子は、俺の守護にはならないんだ。


ふふって笑うと、ちょっと可愛い。

いつも走ってる。

優しくて強くて泣き虫の・・・


『紅!』


菫の声が聞こえる。

俺を呼ぶ声――


『紅!』


もう一度聞こえた・・・声の方を見ると、窓に菫が乗っている・・・どうして・・・

菫は気がついて靴を脱ぐと外に投げ捨て、部屋に飛び込んで俺に抱きついた!


『紅!あなたを守るわ!ずっとずっと!』


緑子姉ちゃんもユカリ姉ちゃんも驚いて固まった。

俺は突っ立ったままで、ここに菫がいる意味を考える――


『菫・・・?』


どうして・・・?


『あなたが好き!連れてって!どこまでも!』


好き・・・


目の前に現れた群青の瞳は俺の心を射るように輝く・・・!

物分りの悪い俺の頬を両手で引き寄せて、菫はキスをしてくれた。