ロマンティックエロティックグロリアス -136ページ目

緑子姉ちゃんが大きな荷物を抱えて戻ってきた。


『即位式の衣装が届いたよ』


そう言って、それぞれに振り分けて並べた。


『3日後の昼ごろ・・・これを着て、ここに開いた扉から架月城へ行くことになる・・・着てみる?』


どうでもいい・・・


緑子姉ちゃんは箱から衣装を出していく。

ラックを運んできて、ひとつずつハンガーに掛けていった。


『うわぁ・・・綺麗ね・・・ねえ、見て!ちゃんと紅ちゃんが着るようになってるわよ』


ユカリ姉ちゃんがそう言って衣装を見せた。

真っ白で飾り気のない、でも豪華さは損なわれていない・・・


うん。確かに、俺のだ・・・


ユカリ姉ちゃんは上着も出してきて、『見て!紅ちゃん!』と言った。


もう、わかったよ・・・


『違う!見てよ!ほらっ!』


ユカリ姉ちゃんにしては「!」の多い台詞に上着を見ると、胸元にひとつ輝いている蒼い蒼い輝き・・・!


『・・・アイオライト・・・!』


どうして・・・!

菫を守護にと思っていたことなんか、誰も知らないはずなのに・・・

知ってるのは、透だけのはずなのに・・・


『紅ちゃん、着てみて』


姉ちゃんが着せ掛ける。逆らわずにいると、胸元に冴えた輝きが現れる。