私が | ロマンティックエロティックグロリアス

私が興奮を鎮めるのにかかった時間は、お母様と合流するのにちょうどいいぐらいだった。

お母様ははた目からもわかるほどうっきうきで、スキップでもしそうだった。お父様が冷静に、『さぁ、行きたかった屋台へ行こうか』と私の希望を全員に思い出させた。


お母様の普段のお仕事はお針子さんだ。だからきっと見たいと思った、北嶺の服、葉泉の服。


『こっちよ!』


覚えた場所を、なかなか追いつけない両親を急かしながら案内する。『ほら!』


『まぁあ・・・』


一番最初に目に入った北嶺のお店の、マネキンが着ている丈の長いドレスの袖を手に取って、その金糸の文様を辿ったりひっくり返したりしながらじっくり見始めたお母様を、今度は引きはがすのに私たちは苦労した。――他にもいっぱいあるんだってば!