『おはようございます。わたくしは鸚鵡(おうむ)と申します。朝食をお持ちいたしました』
一礼して盆を捧げ持ち、髪を結って左にまとめ、かんざしで留めた丸顔の童女が入ってくる。
『こちらにいらした日から2日ほど経っています。おなかがおすきになったでしょう。控えておりますのでおかわりなどお申し付けください』
素朴な木のテーブルに盆を置き、皿を並べてゆきながら言う。
2日・・・?
あれは昨日じゃなくて、もう2日も前なのか・・・?
鸚鵡が下がって、のそのそと立ち上がる。
おなかなんてすいてないや・・・
そう思っていたけど、食べ物の香りをかいだとたん、腹が鳴った。
すいてるじゃん・・・
菫がふふっと笑った。
『あは・・・っ』
俺も笑った。
笑って、ふたりでたくさん食べた。