『ええ~・・・』
ニカッ!って笑い合った俺たちの顔を呆れて見て、姉ちゃんがぶつぶつ言う。『あんな乗り物のどこがいいのかしら・・・』
『分かってねえな!遊園地って言ったらジェットコースターだぜ。なぁ!』
『ね~!』
菫は乗ったことないけど、いっぱい話したから絶対好きだと思う!
『まず最初の3台、いや4台はジェットコースターな?そん次にゴーカート!本物でもいいぜ!』
『ええっ!?次は観覧車!観覧車がいい!』
『はぁ~?あんなんただ高いとこ見えるだけだぜ、ダメダメ!』
『ダメなの~?私観覧車乗ってみたかったのに・・・』
やっぱ行ったことないヤツはダメだな!分かってねえ!
『はいはい、それくらいにして。ジェットコースターでいいのね?』
『うん!』
そして一夜明けると、ジェットコースターができていた。
それは俺たちの、この先に待っている長い時間の中の、ひとつだけ輝く道しるべ、その最初のひとつだった。