120声は出なかったけれど、緑子様の言いたいことはわかった。 「なんで今ごろそんなこと言うのか」 緑子様は当然説明したと思うし、それを聞いてここまで来たのだろうし。 あっけにとられて口元が開いたままだ。 『あの、わたくしご説明致しましたわね?それで来てくださったのでは?』 当然の質問に、焔様はくるん、と視線を斜めに飛ばして答えた。 『いいえ、ワタクシが来たのは、雲様に会うタメよ。当然いらっしゃると思ったのに、どうしていないのかしら?』 『それは・・・』 虚を衝かれたように緑子様は黙った。 師範・・・