薪の割り方について、動画を取り直しました。動画内にそのまま伝わってしまうと危ない部分があったためです。そのため記事も新しく書き直しました。


題して「初心者でもわかる薪の割り方 完成版」です。

注意

刃物を使うので危険です。必ず手袋着用のうえ周囲に人がいないのを確認して薪割りをしてください。


01薪割りで使う道具

普通の斧

丸太を割って薪にする時に使います。大きい物だけではなく小さい物も割ります。


小さい斧
薪を小さくするのに使います。キャンプに持っていきやすいサイズです。

ナタ
小さい斧と同じで、薪を細くするのに使います。

薪割台
この上で薪割をします。薪を割りやすくする、刃を保護する、刃で足をたたかないようにする、薪を立てやすくする、などの理由でつかいます。大きい物から小さい物まで 様々な種類があります。

手袋
振動や木のトゲから手を守るのに使います。斧を振るときにしっかりグリップするのにも必要です。

斧とマサカリ
斧を購入する時は、間違ってマサカリを購入しないように気をつけましょう。マサカリで薪割をすると刃の部分が緩みやすいので危険です。刃の形が斧と違いますので簡単に見分ける事が出来ると思います。ホームセンターにも売っている事がありますので、斧を購入する時はよく見て薪割り用の斧を購入してください。


02木について(割りやすい木とは)
木には針葉樹と広葉樹があります。
針葉樹は柔らかく、よく燃えます。
広葉樹はかたくて、火が着きにくいですが 着火すればゆっくり燃えてくれます。

針葉樹は松や杉、広葉樹はさくらやもみじなどがあります。

木の割やすさには、フシも関係しています。
フシとは枝の根本の部分で、枝の根元が木の中心まで入っています。あくまでも中心までで、中心を通り越して反対側までフシが入ることはありません。

矢印がフシです


青の線がフシの入っている部分です。この部分をかわして割ればフシがあっても割ることが出来ます。

この木の場合はこんな感じ。赤い線が割りやすい位置

しかし、なれていない方や、初心者の方は大変ですのでフシのない木を割ったほうが良いと思います。

結論として、針葉樹でフシのない木が薪割りしやすい木ということになります。


03薪割りのフォーム
万が一にも足をたたくことの無いようにしっかりと腰を落として振り下ろしてください。

これは、悪い例
腰も落とさずに膝も伸びていると、薪割台を外したときに足元に斧が来てしまい危ないです。

こちらは良い例
斧を振り下ろすと同時に腰を落とせば、斧の軌道は垂直に近くなりますので、薪割台を外しても足まで来ることはありません。

小さい斧でもフォームは一緒です。

低い薪割台の場合は、立って割るよりもしゃがんだ状態で割るほうが安全です。
薪が細くなってきたら、薪の頭に刃を当てて そのまま薪割台にトントンと振り下ろすと刃が食い込みます。


ナタを持ち上げても薪が落ちないくらい食い込んだらOKです。このまま数回振り下ろせば確実に割ることが出来ます。


以上 薪の割り方を説明させていただきましたが、分かりづらかった方は下の動画をご覧になるほうが分かりやすいと思います。


それではまた!