『右脳さん・左脳さん』(ネドじゅん著)『ホール・ブレイン』(ジル・ボルト・テイラー著)
この二つの著書の共通点
最近、脳に関する2冊の本を読んで、多くの共通点があることに気づきました。それは、
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右脳と左脳の役割の違い
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右脳が持つ「ワンネス」の感覚
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バランスの大切さ
この3つのポイントを中心に、2冊の共通点を紹介していきます。
1. 右脳と左脳の役割の違い
『右脳さん・左脳さん』では、右脳と左脳がまるで別々の人格を持っているかのように描かれています。
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右脳さんは直感的、創造的、感覚的で、全体を見るのが得意。
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左脳さんは論理的、分析的、計算的で、細部を整理するのが得意。
『ホール・ブレイン』でも同じような説明がされており、特に著者のジル・ボルト・テイラーは脳科学者であり、自身が脳卒中を経験したことで 左脳の機能が一時的に停止し、右脳の意識が前面に出た という実体験をもとに、右脳の特性を強調しています。
2. 右脳が持つ「ワンネス」の感覚
2冊の本で最も共通しているのは、右脳が「ワンネス(oneness)」の感覚と深くつながっている という点です。
『ホール・ブレイン』では、ジル・ボルト・テイラーが 左脳の機能を失ったとき、時間や個人という概念がなくなり、宇宙との一体感を感じた というエピソードが語られています。彼女は、右脳が持つ「今この瞬間を生きる力」「境界のないつながり」を強調しています。
『右脳さん・左脳さん』でも、右脳は「直感的なつながり」を持ち、人と人、自然や宇宙と共鳴する能力があると説明されています。
この「ワンネスの感覚」は、スピリチュアルな考えとも共通し、例えばイエス・キリストの教えにも通じるものがあります。
3. バランスの大切さ
2冊とも、「右脳だけ、左脳だけでは不十分で、両方のバランスが大事」と強調しています。
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左脳だけでは → 計算や論理ばかりに頼り、創造性や直感を失いがち。
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右脳だけでは → ふわふわした感覚になり、計画性や具体的な行動力を持ちにくい。
ジル・ボルト・テイラーも、脳卒中から回復する過程で 「右脳の平和な世界」と「左脳の実務的な世界」の両方を統合することが大切 だと語っています。
また、『右脳さん・左脳さん』でも、右脳と左脳のコミュニケーションを意識することで、より豊かな人生を送れるとしています。
まとめ
『右脳さん・左脳さん』と『ホール・ブレイン』は、どちらも 右脳と左脳の違いを理解し、バランスを取ることの重要性 を伝えています。
特に、「右脳が持つワンネスの感覚」については、非常に共通する部分が多く、
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個を超えたつながりを感じる力
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直感的な理解と創造性
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「今ここ」を生きる感覚 といった点で共鳴しています。
【参考】
ネドジュンさんxアカウントhttps://x.com/nedojun3nou
「左脳さん・右脳さん」https://www.amazon.co.jp/dp/4864514321
「ホール・ブレイン」