私にとっては、小学校で89回目のおはなし会でした。
4年生 でした。
4年生には、ストーリーのちゃんとある物を読んであげたいです。
それでいて、そんなに長くない物がいい。
朝一番のお話し会だから、楽しい物。
私にとっても、久し振りの学校でのお話し会です。
図書館に選書に行きました。
探せども、探せども、読んであげたい絵本が見つかりません。
今の4年生って、どんな絵本を楽しいって思うのでしょう?
どんどんわからなくなって、、、、
3時間も図書館にいたのに、
結局ね、何度も読んでいる昔話にしようって(困った時は昔話)決めたのに、
家に帰ったら、その絵本(「やまんばのにしき」)を借りて帰るのを忘れてしまっていたという落ちつきでした。
だから、家にある昔話の絵本で、丁度良い長さで、、、と、
選んだのは、「ジャックと豆のつる」でした。
教室に行くと、机を後ろに動かして準備しているところでした。
●「ジャックと豆のつる」木下順二/文 田島征三/絵
イギリスの民話を木下順ニさんが訳して、田島征三さんが迫力のある絵を付けています。
とても簡潔な文章で、会話もテンポが良く、流石、木下順二さんだなぁと思います。
絵本を出すと「ジャックと豆の木」は知ってる〜と言う子がほとんどでした。
でもね、アニメとかで知っているみたいで、田島征三さんの迫力ある絵に、ページをめくる度に「わーぁ」という心の声が聞こえて来て、これを選んで良かったなぁと思いました。
お話し会の後、メンバーで読んだ本の紹介をするのですが、「『夕鶴』を書いた木下順二さん」と紹介したのですが、若いお母さん達は、夕鶴も木下順二さんも知らなかったみたいで、残念でした。
私は、『夕鶴』を教科書で読んで習ったんだけどなぁ〜
●「ぎょうざがいなくなりさがしています」玉田美智子/作
こちらは、図書館で選んだ本の中の1冊です。
短くて楽しいです。
4年生って、どんな反応をするのだろうか?と思っていましたが、ページをめくる度に反応があり、楽しんでくれているんだなと思えました。
「ぎょうざがいなくなった?」
「喧嘩したんだな」
「新幹線?」
「はまつ、み、や?(浜都宮)」
「はるまきは、もうぎょうざじゃないよ」
「わー、皮が。肉団子になった」
「本当に帰って来たよ」
ちゃんと絵を見てくれているのですね。
楽しく終われて良かったです。
新しい絵本はどんどん出ているのに、私が全然追い付いていないのです。
我が子が大きくなってしまったので、
興味の対象がズレてしまったのでしょうねぇ。
これで、孫でも出来れば、また興味もムクムク湧いて来そうですが、
孫の顔を見れるのはいつのことやら、、、、
新しい感性の、新しい絵本の魅力を伝えられないのに、お話し会を続けてもいいのだろうか?
子ども達に、昔話を伝えるだけでも、存在意義はあるでしょうか?
今までの小学校のおはなし会の記事です。