姉は、定期的に母の病院通いや買い物に車を出してくれています。
「貴女、何してるの?」と母。
何かなァ⁉ と思っていると
「これは、雨なの? フロントガラスに貴女が水を出しているのかと思った!」
どうやって、運転中のフロントガラスに水を出す事が出来るのでしょう?
ウォッシャー液を出していると勘違いをしたのでしょうか?
でも、ドシャブリの雨に気付かなかったって事ですよね。
年を取ると、周りで起こる事に鈍感になるのですね。
こんな突拍子もない勘違いは、認知症あるあるなのでしょうか?
母と話していると、こんな事がよくあって、会話が成立しないのです。
「お母さん、何言っているの?そんな訳ないじゃない。」と笑って済ませるのはまだ良い方で、
このにわか雨の様に、どういう意図で言っているのか分からない為に、返事も出来ず、会話が途絶えてしまいます。
まあ、親子で会話下手なのです。
私が嫌だなと思う母のセリフは、
「あら、そんな事も知らないの。常識よ。(有名よ。)」
です。
大抵、知っても知らなくても構わないローカル情報だったりするので、どうでもいいわよと思って聞いています。
ただ、その楽しそうな人を馬鹿にする様な言い方が嫌で、内心ムカムカしていたのですが、
この頃は「へー、凄いわね。」と切り返す事が出来る様になりました。
切り返しは出来る様にはなったけれども、こんな会話は楽しくないので続きません。
やはり、会話は楽しくなくちゃね。