
私、西村繁男さんって認識がなくて、どんな絵本の作家さんなのか知らずに行ったのですが、
読んだ事のある絵本が何冊もありました。
あーー、この絵本の絵を描いた方だったのですね。
私が特に好きなのは、「チータカ・スーイ」です。
チータカ・スーイ (日本傑作絵本シリーズ)/西村 繁男

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長崎のお祭りを思い起こさせる龍と獅子と子ども達の楽隊が、街の中を練り歩きます。
ちょっと懐かしい、昭和な街並み。
人の家や庭にもどんどん進んで行ってしまいます。
生活している人たちには見えないのかなあ?
幻想的なフェアリーなストーリーになっています。
明るい色彩なのに落ち着いていてノスタルジックな雰囲気を持っている絵、
どうしてなのかなあ〜と思っていたのですが、日本画で使う絵の具を使っているのだそうです。
なるほどと納得しました。
最初に、「やこうれっしゃ」の原画が全て展示されていて、圧巻でした。
やこうれっしゃ (こどものとも傑作集)/西村 繁男

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「この絵を見れただけで、満足だよ。感激だな。」と彼女に話しながら熱心に絵を見ていた若い男性が印象的でした。
きっとこのお兄さんは鉄道オタク。子どもの頃、この絵本に出会い、鉄道の世界にどんどんのめり込んで行ったのでしょう。
などと私の妄想が膨らんでいきました。
西村繁男さんは鉄道オタクではなかったそうですが、列車の図面まで入手して、この詳細な絵本を描いたそうです。
下絵や参考にした図面まで展示されていて、興味深かったです。
記念に1冊買おうと決めていたのですが、
どの1冊にするかがなかなか決める事が出来ませんでした。
(「チータカ・スーイ」があればそれにしたのに、何故かなかったのです。(:_;))
迷った末に買ったのが、「むしむしでんしゃ」
むしむしでんしゃ (絵本・こどものひろば)/内田 麟太郎

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こんな綺麗なピンクの芋虫がいるはずないでしょう〜と思ったけど、このセンス すごいです。
長新太さんの「ブタヤマさんとキャベツくん」が出て来るシーンがあって、
嬉しくなってしまいました。