小学校5年生の時の事です。
もうすぐ1学期も終わるという頃に、お友達のお母さんから電話を頂きました。
娘1号は、自分から学校の事を話さないので、事件(?)は大抵お友達のお母さんから聞かされます。
「(娘1号)ちゃん、大丈夫?
女の子で(娘1号)ちゃんだけだってよ!
テスト直しが終わってない人は、先生の横に机ごと移動させられているんだって。」
あらららら・・・
「宿題とかちゃんとやっている?テストのお直しもやってる?」
って、時々声かけやってたんだけどな・・
その度に、
「うん、大丈夫。やってるよ。」
と、答えていたはずです。
今なら分かります。
彼女は彼女なりに、自分のペースで、宿題もテスト直しもやっていたのでしょう。
まだ、終わっていないけれども・・・
だから、言葉通りに答える人なので、「うん、大丈夫。やっているよ。」だったのでしょう。
多くの人は終わっていて、自分は終わっていなくても・・・
私も、言葉通りに受け取る人なので、娘の「大丈夫」を信じて、あまり気にしていませんでいた。
たぶん先生は、テスト直しが終わっていない子達に、自覚を持ってもらいたくて、席の移動を命じたのだと思います。
でも、娘には効果なかったみたいです。(w_-;
きっと、年頃の女の子達は、席の移動を恥ずかしく思い、早く戻りたくて、さっさと課題をこなした子もいたのかもしれません。
それで、いつまでも前の席にいる娘1号の事を可哀想に思って、気にしてくれたのでしょう。
「テスト直し終わってない人は、先生の横に座らされているんだって?」
と聞くと、
「うん。でも、1人じゃあないよ。」
「あなたの他に誰?」
「うーーん、誰だっけな。後、2人。
でもね、その内1人はね、前の席が気に入っていて、先生の近くがいいからって、ワザとテスト直しをやっていないんだよ。」
と、それはそれは楽しそうに説明してくれるのです。
「あなたもそこの席が気に入っていて、ワザと終わらせていないの?」
「そういう訳じゃないけど・・でも、大丈夫だよ♡」
何が大丈夫なのかちっとも分かりませんでしたけど、席替えの罰の意味が全くない事はわかりました。
こういう娘のノーテンキな性格で救われている事って、沢山あるんだと思います。
席替えを気に病んでいたら、私も真剣に娘の事を考えて、特性が早くに分かっていたかしら?
意味のない仮定ですけど・・