チベせん日記 -43ページ目

バンコク今昔

旅の初日は三年ぶりのバンコク。今回のっけから何に感動したかってそれは念願のエアポート・レール・リンク が正式に開通していたこと。もうね、これがストレスなくアホ簡単に乗れちゃうんですよ。乗り方は簡単。入国手続きを済ませ、荷物を取ったら、電車のマークが描かれた港内の案内看板通りに下へ下へとエスカレーターを下がっていくとあ~ら不思議、5分もかからずにプラットホームへ到着♪

チケットの購入も簡単。自動券売機にお金を入れて降車駅をタッチパネルで選択すると赤いプラスチックのコインが出てくるので乗る時はそれをsuicaのようにピッとかかげて自動改札をくぐり、下りる時はそれをカラーンと入れちゃうだけ。ちなみに料金は往路の12月はキャンペーン中とかでどこまで乗ってもたったの15BHTだったのだが、復路の1月は40BHTに値上がりしていた。最終的には150BHTくらいになるらしい。

スワンナプーム空港は始発駅(或いは終着駅)である為、乗り間違える心配もなく、20分たらずであっという間にマッカサン駅に到着。

通常、バンコク滞在時はヤワラー界隈を常宿にしているのだが、翌早朝成都へ向けてまた発つ為、駅からあまり離れたくなかったのと、アフガン人のビーズ商人の友人がプラトゥーナムセンター内にお店を引っ越したと聞き、久々にちょっと顔を出したかった為、マッカサン駅からほど近いプラトゥーナム界隈に初日は泊まることにした。そこでマッカサン駅からプラトゥーナムセンターまでの行き方をバンコク在住のT女史に電話でうかがったところ、


T女史:「タクシーに乗ってプラトゥーナムセンターまで、と言えば着くよ(゜Д゜)」


と、コオロギでも知っているようなアドバイスを頂き、「ついでにこの界隈によさげな安宿知らない?(汗)」と重ねてうかがってみたところ、


T女史:「プラトゥーナムは問屋街なのでバイヤー御用達の安宿がいっぱいあるから自力で探しておくれ(゜Д゜)」


と、これまた優しさのかけらも感じられないアドバイスを頂き、仕方がないのでプラトゥーナムセンターまでタクシーで乗り付けてアフガン人の友人カカに泣きつき、近場の安宿を紹介してもらう。


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アフガン人ビーズ商の友人カカ。久々に再会したらすっかり貫禄が付いていたが、、


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昔はこんな美少年だった。


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んでここがカカの友人のインド人@Mr.アーナンダ氏が経営する「ROYAL INN」という名のゲストハウス。スタンダード一泊650BHT。割引可。


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どの辺がロイヤルなのか小一時間問い詰めたくなる室内。辛うじてA/C、TV、バスルームは付いていたが、ホットシャワーは出なかった。まぁ駅まで徒歩五分だし、500BHTにマケてもらったから寝るだけならいいか。


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ちなみにMr.アーナンダ氏はラチャプラロップ通り沿いに完全ベジタリアンレストランの店「Chotivala」も経営しているのだが、年内中に新宿にも出店するそうなので日本のベジタリアンの皆さま、しばしお待ちを。


T女史とのディナーの約束の時間までまだ余裕があったので夕方のプラトゥーナム市場を軽く散歩する。ここは主に衣料品関係を中心とした問屋街なので、売り手も買い手も南アジアや中近東あたりの人間が多く、その多さは一瞬ここがバンコクなのを忘れてしまうほど。そういえばさっき自分が宿に至るまでのプロセスもバンコク在住のアフガン人の友人を頼り、紹介されたのはインド人が経営する宿で、これからディナーをご一緒する相手はバンコク在住の日本人T女史と、タイなのに一人もタイ人が絡んでおらず、もともとアナーキーな人種が集まりやすい街だったが、その無国籍感にさらに拍車がかかっている印象を受けた。

余談ながらプラトゥーナム市場界隈はマッカサン駅よりももう一駅隣りのラチャプラロップ駅で降りた方がラチャプラロップ通りを真っ直ぐ南下するだけなので早いし簡単で迷いません。

(ラチャプラロップ駅~プラトゥーナムセンター間は距離にして500m、徒歩10分くらいです)。

後にその話をT女史に言ったところ、


T女史:「マッカサン駅からタクシーに乗るとぐるぅ~っと一方通行を迂回しないといけないから遠回りなんだよね(゜Д゜)」


って、、、


知ってたらはよ言わんかい!!(怒)



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ラチャプラロップ通りの歩道橋からプラトゥーナムセンター方面(南側)を見たところ。右手に見えるのがインドラスクエア(インドラリージェンシー)。


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こちらは反対側、プラトゥーナムセンター交差点の歩道橋から見たラチャプラロップ駅方面(北側)。遠くに見えるドーム型の高架橋がラチャプラロップ駅。


バンコク余話、続く。