チベせん日記 -378ページ目

『チベット音紀行』

浜松の“ささ”さんから冊子が届く。
楽譜の無いチベットにあってあの『チベット国歌』を楽譜に起こして下さった方だ。本職も某大手音楽系会社にお勤めの方なのだが、チベット音楽に大変造詣が深く、ご自身のHPでも音源付きで紹介されている。
冊子は数年前のアムネスティ発行の『ちべっとニュースレター』で、“ささ”さんの『チベット音紀行~私の聴いたチベット~』が掲載されており、一読する。
そこには旅行中出会ったチベットの音が丁寧に丁寧に描かれており、チベット音楽に対する弛まない愛情と、中国政府の推し進める政策によって急速に失われつつあるその民俗音楽への深い憂慮が書かれていた。
3月のチベット蜂起以降、政治や人権問題が先行し、本来チベットが持つ豊かな文化が忘れられがちで残念でならない。。
私自身は何ら専門的なスキルを持ち得ていないが、先日のチベット医(アムチ)小川さん同様、少しでもチベットの文化的側面を知ってもらえるお手伝いが出来ればなと思っている。

あぁ…せめて10年前に気が付いていれば高山病に(;´Д`)ハァハァ言いながら酒なぞ飲んでいなかったのだが。。