チベせん日記 -370ページ目

チッタゴンのダメ男

昨日、地元の女性企業家が集う年一回のパーティーにお呼ばれして行ってきた。
中小企業家って男性の場合、リストラされて他に勤め先がなかったからとか、家業だから継がざるを得なかったとか、ネガティブな動機で経営している人もけっこう多いんだけど、その点、女性企業家の場合、自らの意思でコレがやりた!!と起業された方がほとんどなので大変活気があっていい。
またそのほとんどがサービス業(飲み屋じゃないぞ)なのでみなさんお話上手、気配上手で、このまま第三次産業が発展していくと今後社会において求められるスキルは女性の方が高いような気がする。

これが20年くらい前だとフェミニストのおばちゃん達が具体的な根拠、よりも感情論で「これからは女の時代!!プリプリ・怒」と主張しているケースが多く、見ていて痛々しかったが、こうやって産業構造ベースで考えてみた方がはるかに説得力があると思われる。

貯蓄も堅実で、先日も独身OLの平均貯金額が450万円というデータが発表され、「実家住まいだからだろ」とか、「おごってもらってりゃ貯まるだろ」とか、ひがみやっかみがずいぶん聞こえてきたが、チャッカリというかしっかりというかそれも一つの計画性だろうw

パーティーでは来賓の挨拶をされた東北大の大滝教授が、バングラディッシュのグラミン銀行・マイクロクレジットの話をされたが、グラミン銀行の融資対象者の八割が女性なのだそうだ。自分も誤解をしていたが、あれって特に女性を支援するためじゃないんだね!?
通常融資対象にならない貧困層へ無担保、低金利で広く貸し付けるそうなのだが、つまり野郎は計画性が無いから借りられない、てか事業計画書が通らないw
うわっ!!なんかちょー分かる気がするんですけど(笑)!!
(と、自戒を込めつつ^^;)

大滝教授の素晴らしい祝辞が続く中、カネを借りられなかったバングラディッシュの男が、夕暮れトボトボとチッタゴンあたりの村へ帰ってゆく後姿を想像して一人可笑しかった。