南アジアの監視塔
先日、ビザのスポンサーレターを出してあげたネパールのヘムラジダイから電話が来た。日本のビザはおりたのだが、アメリカのビザがおりないという。。
へー、世界一厳しい日本のビザがおりてアメリカのビザがおりないなんてことあるんだ。しかもヘムダイの奥さんは現在南ジョージア大学の歯学部に留学中で、ヘムダイ自身も何度も渡米歴があるので通常、こういった知識層には難なくおりるはずなんだけど、やっぱ9.11以降、ビザ発給厳しくなっているのだろうか?
そういえば昨年、カトマンズに要塞が完成した。
あまり知られていないが、あの小さな町カトマンズにアメリカ大使館は三つ存在する。
一つ目は通常、大使館と思われている日本大使館に程近いラジンパットにあるもの。
二つ目はタメルへ行く通りとカンティパトが交差する角にあるもの。
そして三つ目が昨年マハラジガンジに完成したこの要塞である。 聞けば材料から、建設機械、工兵に至るまで1ミリも現地調達せず全てアメリカから持ってきたというからセキュリティレベルの高さがうかがえる。この要塞建設中に何も知らない呑気な日本人旅行者が写真を撮って逮捕されたそうな。。
地政学上、このちっこい国は中国にもインドにもパキスタンにも睨みをきかすことのできる絶好の位置にある。どうやらアメリカは南アジアの問題に本腰を入れ始めたようだな。
いや、てか南見てないで北見てよ、北!!チベットチベット!!!!
あぁ~、なんか迷惑な予感(汗)
アメリカが本気になると大概ロクなことないもんなぁ…。
この要塞近くに私が入り浸ってクダ巻いている日本食レストランがあるのだが、今年の一月にいつものようにメシ食ってるとオーナーが、「Wくん、アレ、CIAだよ」とコッソリ教えてくれた。
どっからどうみてもバックパッカーにしか見えないのだが(笑)まぁらしくないことこそ諜報員たるCIAのあるべき姿なのかもしれない。
ちなみに幕の内弁当を食べていたが、バランスの良い食生活に気を使っているのであれば諜報員としてグットチョイスだw
が、そんな高い弁当食べてるあたりでバックパッカーじゃないのは簡単に見破られるワケだが…。
中国の公安もけっこう入ってきているようだし、あの小さな町のことだからきっとハチ合わせちゃったりするだろうなぁ。。
名刺交換とかしてたらウケるけどw
「初めまして。私、CIA南アジア局なんたら部○○課の課長補佐しておりますジョンと申します。お世話になります。」
「こちらこそ初めまして。私、中国公安省刑事偵査局西蔵対策室から派遣されております劉と申します。」
ねぇ~かw