あの夏、少年はいた
昨日、『あの夏、少年はいた』[著]川口汐子、岩佐寿弥を読んだ。
あらすじは↓コチラ(by朝日書評)
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神様の悪戯としか思えないところから始まる時空を越えたお二人の写実的で水のように美しい往復書簡。
まるで一本の映画を見せられているようでただただひたすら感動。
時代背景も育った環境も全く異なる私が読んでいても、焦がれるように懐かしく、途中から自分もこのクラスにいたのでは?という錯覚にとらわれながら読んだ。
なかにし礼氏のことば、「人間は誰でも、心の中に追憶の映画館を持っている」
名言ナリ。しかし私の心の中の映画館にこのような名作があっただろうかと思うと、感想を寄せている女優の吉行和子さん同様、とても羨ましく思ってしまうだ。
この夏、必読です。