ポカラでのニューイヤーズイヴ♪
この日は10:30のフライトでポカラへ移動するため早めの朝食を済ますため『パンパニケル・ベーカリー』へ。
ここは説明する必要が無いくらい有名店なタメルの老舗パン屋さんで、朝食時は美味しいパンを求めて瞬間風速的に欧米人で大混雑する。
んで前述の日記であれだけ文句を言っていたコンチネンタルブレイクファースト(280Rs)を注文wいや、パンパニはパンもコーヒーもそこそこ美味しいし、それに二日後からトレッキングに行くので美味い不味いの前になるべくバランスの良い食事を心がけていたからさ^^;
ちなみにその昔、タメルに半年ほど住んでいた時の自分の朝食は当時6Rsだったここのシナモンロールとチャイ(正確にはネパールの場合はチヤ)だった。
食後はすぐに空港へ移動。この時期あまり時間通りに飛ばないことの多いネパールのドメスティックだがこの日も一時間遅れでのテイクオフ。ま、ネパールで一時間なら誤差の範囲だけど。。
つーワケで一時間遅れでポカラ着。が、あいにくの曇天で、機上からも山はまったく見えなかった。。
ジバンが手配してくれたセクハラ顔のタクシードライバーのルドラにピックアップしてもらい、まずはホテルへ移動。
実はこの日のポカラはニューイヤーズイヴの大きなお祭りがありレイクサイドのメインストリートは通行止め。歩けば棒に当たるくらい腐るほどあるホテルもどこもフルパックで、事前にジバンが手配してくれていなかったら余裕ぶっこいてポカラに乗り込んだはいいが重たい荷物を抱えたまま途方に暮れるところだった(事実そういうバッパーを何人も見かけた)。
昨今のネパールは国内旅行がブームの兆しで、風光明美で受入体制も整っているポカラは一番人気の旅行先。外国人観光客頼りのタメルが急速に過疎っていく一方、レイクサイドはシーズンを問わず空前の賑わいをみせている。
また物理的な広がりに限界のあるカトマンズ中心部と違いレイクサイドはまだまだ拡張に余裕があるので、数年以内にネパール最大の歓楽街になるのは間違いないだろう。
もっともそれに反比例するようにリミットが効かずに酒を飲むネパリが深夜まで大騒ぎしていたり、パンパンの姉ちゃんがうじゃうじゃ練り歩いていたりと“静かな山間のリゾート地”としてのポカラの姿は急速に失われていっているけれど。。
んでここが今回お世話になったレイクサイドの『NOOR HOTEL』。どこにでもあるなんてことのない宿だが、レイクサイドのど真ん中、『Hotel Mountain Top』からちょっと入ったところにあったので場所だけは良かった。
可もなく不可もないシンプルな部屋(1000Rs)。寝るだけだからこれで十分だがもちろんホットシャワーは出なかった。
さてチェックインを済ませ、トレッキングへ行く自分とS美ちゃんはTAANへ行きトレッキング許可証をゲット(アンナプルナ保護区入域料2000Rs、トレッキング許可証$15USD)。
ところでTIMSのカウンターのお姉ちゃんが物凄い美人だったんだけど誰かメアドか電話番号知らない(´Д`)?!
無事許可証も取れ、いい加減お腹も空いていたのでこの日のランチは『Thakali KITCHIN』へダルバートを食べに行く。
70近くの民族がいるネパールの中で裕福な民族は為政者のバウンを除くとタカリ、ネワール、シェルパのわずか三民族だけだと言われているが、その三民族に共通しているのが料理が美味しいこと。特にタカリのダルバートは有名でカトマンズでもシナモンゴル界隈(空港の近く)だけでもタカリのダルバート屋が数十件もある。
あ、あと料理だけでいえば平野のタルー族の料理も美味しいでつ(#´Д`)ノ
これがそのタカリのダルバート(肉付き220Rs)。真ん中にご飯を盛りおかずをサークル状に並べるのがタカリ式。カワイイでしょ^^
それではいっただっきまぁ~す♪
あぁ…美味い、、
どれもこれもいちいち美味い、、
特にアチャールがなんでそんなに美味しいの?ってくらい美味い、、
もうエンドレスに食べ続けていたいくらい美味しいでつ(;´Д`)ノ
ネパールに住んでいたころはダルバートは一日二回、避けては通れない食事だったので、時々ファンタスティックに美味しいダルバートに巡り合った時意外は格別味わって食べるようなことは無く、むしろ若かったせいもあり、「あーたまにはハンバーガー食いてぇなー」とか「ラーメン食いてぇなー」と考えていたくらいだったのだがその後、日本に帰国してからネパールの野菜の味の濃さとそれらの野菜とシンプルなスパイスだけで構成されるダルバートの奥深い味わいに気が付き、(あぁあの時、きちんと作り方を教わっておけばよかった…)と今さらながらチョッピリ後悔している。。
が、せっかくそんなダルバートを堪能していたのに食べ終わる頃には雨が降り出してテンションだだ下がり。。
雨具も持たずに出てきてしまっていたので通りでダメなタクシーを拾っていったんホテルへ戻り、ゴアテックスのウエアに着替え直してから翌日のトレッキングの装備を揃えるべく祭りの始まった通りへ再び繰り出す。
もっとも装備と言っても寝袋を借りに行っただけなんだけどね^^;
ちなみに寝袋はトレッキング用品屋でパチもんのMamotの寝袋がデポジット2000Rsで一日レンタル50Rsだった。
その後、ぶらぶらしているうちにすっかり日が暮れ、雨も本降りになってきたというのにお構いなく祭は盛り上がり始め、気がつけば通りは歩くのもままならないくらい人であふれかえり、メインストリート沿いのレストランに至ってはどこも満席で入店を断られるほど。。
いいかげん寒かったのでファイヤープレスのある暖かそうなお店に炎に釣られて着席し、まずはビールで乾杯。
が、さすがに体が冷えていたのでそっこーで温かいスープを注文。どっちがなに味だったかももはや覚えていないが温かいというだけで美味しかった(ような気がする)。
こちらはタンドリーとナン。タンドリーは無感動な味だったがナンはまぁまぁだった。この他、チキンシェクワも注文したが、BBQだったので密かに期待したものの前日食べたエアポートシェクワの足元にもおよばなかった。
ファイヤープレスで暖をとるY子さんとS美ちゃん。自分は翌早朝ジョムソンに発つので二人とはこれがラストナイト。Y子さんとS美ちゃん、短い間でしたがお世話になりますたm(_ _)m
各々これからタイトなスケジュールが待っているので翌日に備えてこの日は早めに切り上げて我々は宿に戻ったのだが、どしゃ降りの中、深夜になっても祭りの熱気は冷めることなくいつまでも続いていた。