チベットの受難、続く。
今日3月10日は『チベット民族平和蜂起51周年記念日』 。
そんな日に一冊の本が我が事務所に届いた。
実は昨年、多田等観の甥御さんが住職を務める花巻市の光徳寺を訪ねた時 、この本のポスターが貼ってあり、ご住職にうかがうと、
「あ、それは秋田県警のお巡りさんが描いたマンガなんですよ」
とのこと。
多田等観がマンガになっているということも驚きだが、それを描いたのが現役の警察官というのに二度驚き、しかも著者の三船毅志氏は警察官になる前の一時期、手塚治虫のアシスタントをしていたというので三度驚いた。
で、どこで購入できるのかお訊ねしたところ、残念ながら多田等観顕彰会が2000年に1000部限定で発行したもので現在は絶版なのだとか。
うむむ、そう聞くとますます読んでみたい気がする。。
そんなある日。
秋田出身の名探偵、ミヤさんが事務所に遊びに来たので、
「多田等観のマンガがあって読んでみたいんすよねぇー」
と、なにげにツイットしてみたところ、数日後ミヤさんから、
漫画「多田等観」横手にて発見!
(´-ω-)yー~~~
の一報が入った。(つーかミヤさん、どんだけ名探偵なんすか・笑)
んで、待ちに待ったその漫画「多田等観」が奇しくも3月10日、チベット民族蜂起記念日の今日、我が手元に届いた。きっとツォンカパ大師の思し召しに違いない。
多田等観、、
当時鎖国中のチベットに入り、大正2年から大正12年の10年間、セラ寺のチェーパ学堂で厳しい修行に耐え、外国人として初めてゲシェ(大僧正)の学位を取得した空前絶後の日本人チベット仏教学者。
そのチベットから請来した膨大な文物・経典・資料と共にチベット学者の間では「三蔵法師より偉い」とまで言われている偉人。
チベット仏教界において彼を越える日本人は今後も現れることはないだろう。
と、思っていたら、
Dr中松、いきなりチベット仏教最高位に
発明家ドクター・中松氏(81)が9日までに、インドでチベット仏教最大宗派「ゲルク派」トップから「金剛大阿闍梨(あじゃり)」の位を授与されたことが分かった。同氏によると、チベット仏教指導者として最高ランクという。世界的な知名度などが評価され、いきなり“特別選任”された模様。同氏は「平成の弘法大師になる」と宣言。近々、都内に「中松寺(ちゅうしょうじ)」を設立し、創造や頭脳に御利益があるパワースポットにしたいという。
中松氏によると、同氏は現地時間8日午前、インド・デリーの寺院で、チベット仏教ゲルク派のトップ(教主)である第102代ガンデン・ティパから「金剛大阿闍梨」に認定された。ティパから「『活仏(かつぶつ))』として仏教を日本に広めてほしい。そのため仏教界の最高位を授けます」という趣旨のことを言われたという。【日刊スポーツ】
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20100310-604443.html
ってなにやってんすかガンデン・ティパ!!(泣)
(;゜Д゜)………。
嫌ぁああああああっ!!!!(号泣)
ダ、ダメだ、コメントする気にならねぇ…orz
もう一度、今日3月10日はチベット民族平和蜂起51周年記念の日。
あぁ…チベットの受難は続く。。。