ふだん食べているものが
 
そのまま自分の血となり、細胞となり。
 
命になる。
 
 
そこには、物質をこえた、食べ物の“気”っていうものがある。
 
なにを食べるか?
 
と同じくらい大切なこと。
 
それは
 
ほんとうの食べ方”
 
自分の気を高めるということ。
 
 
 
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はじめての赤ちゃんを育てていた数年前
 
わたしはスキマ時間に
掻き込むようにぱぱっと何かを食べたりするようになってた。
(ゆっくり食べるヒマなんてない~!とか言いながら。)
 
 
こどものフォローにいつも手いっぱいで
 
自分のほうはゆっくり落ち着いて食事をするっていうより
“食べる”っていうことが片手間状態。
 
 
そうして
 
1年が経ったくらい。
 
 
 
キリキリキリキリ・・・。
 
 
い、痛い。。。。
 
 
胃がすごく痛い。
 
はじめての徴候が、カラダに顕われ始める。
 
 
胃、あるいは小腸のあたり、押すと、激痛。
 
胃潰瘍?育児ストレス?旦那との会話もない生活でのストレス?
 
飲酒もしてないし、添加物入りのものも食べてないし、、、
 
 
それからずーっと、慢性的に、胃腸が弱め。
(痛みも消えない。)
 
 
妊娠前からの食生活が原因で、もう胃が弱ってたのかもしれない。
はじめての産後の日々のストレス、プレッシャーもたしかにすごかった。
毛はごっそり抜けたし女性ホルモンが足りなかったんだろうな、ウツも胃腸の弱さに直結していたかもしれない。
 
 
ぜんぶ、原因かもしれない。
 
 
 
 
けれど、そのどれもこれも。
 
 
 
産後
全く赤ちゃんのこともなにも知らないわたしが
たったひとりでする子育てのなか、しょうがないことばかり。
 
 
もっともっと
 
ほんとうに自分が
 
在るべき姿勢、何か抜け落ちてなかったかな??
 
 
そうだ。
 
 
感謝だ。
 
 
 
 
 
感謝が、なかった。
 
 
 
。。。。。。。。。。。。。
 
 
 
 
それまで、毎週のように繰り返す乳腺炎にも悩まされていたわたし。
(すぐに乳腺がつまり、激痛。しばらくして高熱が出る症状。)
 
 
 
 
 
 
乳腺、、、ひとつの乳首に、5~8本くらいの乳腺があって、そこから母乳がでるわけだけど。
 
(乳腺からつながる乳首の穴。これはほんとうは20本近くある。そのなかで、産まれた我が子が最初におっぱいを飲んだとき、その吸い出す力によって、どの乳腺が使われるのか(この赤ちゃんにはどの穴から母乳を出しやすいか)、おっぱいのほうが判断して、使いそうな5本~8本を残して、あとの穴はふさがるように出来てる。おっぱいの神秘☆)
 
わたしのように、産婦人科で、まるでホラーのように恐ろしい分娩台での出産を経験し
産んですぐに母子分離・・・
赤ちゃんは自動的にミルク育児へ・・・などされると
母体は混乱。
 
乳腺には、信じられないくらい細すぎる腺(本来なら消えるはずの腺)が、残ってしまい、これがのちのち母乳トラブルの原因にもなる。
 
私がほんのちょっとでも
血液がベタっとすることがあれば(刺身一片を口にすることでさえ)
 
ここがすぐに詰まり。
 
 
の繰り返し。
 
 
 
薬もなにも無く
(あっても飲めない)
 
痛みに耐えていたある夜。
 
 
 
 
自分の胸に
 
意識を向けてみた。
 
 
痛む胃腸にも、そう。
 
 
 
 
 
いままで
 
自分のカラダのことを、産婦人科任せにしていたのは、自分。
 
ちゃんと自分の心と体が安心する出産方法などを、探すこともなく
 
ただ流れに任せて
 
分娩台の出産を選んだのも、自分。
 
 
すべてに“知らなかった”って言い訳するのも、自分。
 
 
このカラダはいつも
 
わたしがどんなことをしようと
 
それまで
いつも病気ひとつせずについてきてくれて
 
ここまで生きてきてくれた。
 
そして、子供を胎内で育んでくれて
こうして産んでくれて
 
そして、母乳を出してくれてる。
 
それでいま、わたしを母親にさせてくれた。
(こんなにたくさんのことを与えてくれた、喜びをいつも与えてくれ続けている、この肉体というパートナー。)
 
 
はじめて病気になって、SOSをいっぱい出して教えてくれてる。
 
 
 
このカラダにわたしは
 
いままで
 
どれほどの敬意をはらえてきたのだろうか。
 
いまも、どれほど大切に思えているのだろうか。
 
 
自分というこの女性のカラダの神秘をまえに
 
それにふさわしいほどの生き方、考え方がどれほどできているのだろうか。
 
 
 
・・・・そっと。
そして何度も。
 
 
自分の痛み続ける胸に向かって
 
ありがとう。ありがとう。ありがとう。ありがとう。ありがとう。。。。
 
 
 
 
 
 
不思議なことに
ほんとうに不思議なことに
 
 
あれほど激痛で耐えられなかった乳腺炎が、じょじょにひいていき
 
そのまま痛みが消えて、治った。
 
 
 
 
 
暗くて、寒い、冬の真夜中のことだった。
 
 
 
 
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自分のカラダにも、“気”がある。
生きている人や動物や植物にはすべて。
 
目に見えないけれど
(厳密には見えるひともいるけれど、わたしは目では見えないほう。どちらかというと感じる。)
 
在る。
 
 
 
わたしたちが食事をするときに
 
祈り(いただきます、だけでも)
 
を捧げるとき
 
 
 
この“気”に動きが生まれる。
 
いまから食べるものの気を、自分の体が受け入れる準備。
 
 
 
この祈りを、5秒間する。
 
 
 
そうすると、体が、いただいたものをよく消化し、代謝もスムーズに働いてくれる。
 
 
 
 
 
自分の気、食べる物の気、そこに感謝をすることで、気を高める。
 
そして
噛むこと。
 
上下、左右の歯の振動(陰陽)で、さらに、消化のしやすいものへと、気を高めることができる。
 
 
 
 
 
 
感謝の気。
 
 
 
それが、いちばん自分の高い気。
 
 
 
気にのって、血液が循環している。
 
それを、この母乳という血液が目に見える状態のカラダであるいま、実感しつづけている。
 
 
この世はすべて
 
最初に“気”の存在(集合)があり
 
そこに物質が生じ、動いている。
 
 
 
 
わたしの胃腸の痛みも
 
食べ物への祈り、食べ物の気を、これから自分のカラダの気へと高めるための祈り
 
感謝(いただきます)
 
それが、足りなかった。
 
 
5秒間、ゆっくり手を合わせ(陰陽合体)
 
 
感謝をささげてから、いただく。
 
 
どんなに忙しかろうと
これからも、大切にしていきたい。
 
 
(ごちそうさまも、5秒間。大切に。)
 
 
 
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(2013年。10月。二人目の産後から、乳腺炎にはもう、かかることは、なくなった。。。☆)