昔、人間の弱さ、愚かさ、醜さを愛したいとノートに綴った。


 強さがすべてじゃない。弱さを断ち切ることが、善ではないと思った。 


△は、ピラミッド。頂点に行くものが権力を握る。 でも、本物は○で、 上も下もない。みんなで手をつなぐように、平等な○


 そんな円満な人間になりたいと思っていたが、忙しい日常に紛れて、△な世界に染まっている。



 強いものも、弱いものも、価値がある。


 強さは、弱さに支えられ、弱さは、強さに守られているのだから。 


それぞれに役目を果たすことが大切で、どちらが上ということはない。


 △で生きられなくても、○なら生きられる。



 △は、角がたって痛いが、○なら、柔らかい。



 人を傷つけるものは、滅ぶ。すべてはブーメランのように返るなら、自傷行為なのだから。


 人に優しくすれば、嬉しく楽しいことが多いだろう。


 △でなく、○のように生きる。


 それが幸せ。