メメントモリは、ラテン語で、自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな、という意味。

今が永遠に続くような錯覚を起こすが、季節が少しずつ変わるように、人間も少しずつ死へ向かっている。

死を思うからこそ、生きることができる。

メメントモリは、いかに生きるかを胸に刺す言葉。

自殺が中退なら、天寿を全うした死は卒業。

どのように死んでいきたいか。

それは、どのように生きたらいいのかと同じ。

生きることに迷ったら、死を思う。

中退ではなく、卒業するために、何をしたらいいのか。

すべての人生が死へ向かうのだから、すべてが儚く、そして、美しさに彩られている。どんな人生も。