kindle unlimitedで、カラマーゾフの兄弟を購入。

今、上巻の5%まで読んだ。

これまでの感想……

ずる賢く、抜け目なく、好色のフョードル。

村でも有名な俗物に生まれた3人の息子たちの物語。

不幸に生まれても、救いの神はいるもので、篤実なポレノフや召使いのグリゴーリィに助けられて子供たちは成長する。

ひどい父親の下に生まれたからといって、必ずしも不幸になるわけではない。

十字架のように背負う父親の遺伝子。

それに翻弄されながらも、各自が、人生を切り開いていく。

ストレスということを考える。

ストレスが大きいことは不幸なことだ。

でも、ストレスがないと、成長がなく、認知症にもなりやすくなる。

適度なストレスが人間を成長させることを考えると、親がかけた呪いのような遺伝子が、成長に欠かせない起爆剤のようになるのではないか。

悪名高い、最低の父親、フョードル。

これからドミートリー、イワン、アリョーシャの数奇な物語がはじまる。