自分は「正しい」と思っているのに、人からは批判される。

また、自分は理不尽だと思っているのに、人は自分たちを「正しい」と思っている。

正しさと正しさをぶつけあって、ちょうどよいところで妥協点を見いだし、円満に解決……そんなことは個人間でも、国家間でもそうそうない。

自分も人も、みんなにとって適切な「正しさ」を認識できることはまれで、正しいと思っているけど、まわりにとっては正しくないことがぶつかりながら、ブツブツ文句が雑音のように響いている。

近江商人は、「三方よし」ということを大事にした。

それは、自分よし、相手よし、世間よし。

自分だけがよくても、また、自分だけが犠牲になっても、世間に悪くても……そんなことが正しいとは思わなかった。

三方がよくて、はじめてそれが正しいと思った。

会社でも家庭でも考えることは、みんなにとってよいこと。

自分も、相手も、世間にもよい。

みんながそう考えたら、平和になりそう。