心は半分しかないから、ひとりだとさみしい。

男と女、親と子
 
誰かとくっついて、心は完全体になる。

ひとりだと、自分を満たすことはできないのだろう。

鏡で自分の姿を見るように、対の存在が必要で、誰かとつながることで、心の半分を埋める。

鍵と鍵穴のように、ぴったり合う人とくっついて、心が完全体になる。

心は、寂しがり屋だから、誰かとつながりたい。

私のイメージする宗教家は、孤独で、孤高の存在だ。

結局は、人間は、ひとり。

宗教家は、自然や天、いるのなら神とつながる。

生きとし生けるものと心をシェアする。

心が大きくて、深い。

そういうのも、たぶん、ある。

ひとりでも、会う人に心をひらいて、笑顔をプレゼントする。

心の痛みに共感し、喜びを共有し、いつも誰かのことを想っている。

心の世界には、たくさんの人たちがいる。

ひとりでも、ひとりじゃない。