「ギフト」は、はじめ、重荷として、あらわれ、やがて、宝物になる。

イヤなこと、つらいこと、苦しいこと

それが、重荷

苦労して、持っていくと、あるとき、それが宝物に変わる。

がんばってきた

耐えてきた

涙を流してきた

それが、報われるときが来る。


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むかし、むかし、ある家に、訪ねてきた人がいた。

「はい、どちら様ですか?」

………わしは、福の神じゃ。そなたに幸福を授けよう

男は、喜んで、家に迎えた。

すると、また、ドアを叩く音がする。

ドアを開けると

………わしは、貧乏神じゃ。わしも家に入れてくれんかのぉ

「とんでもない! 帰れ! 帰れ!」

貧乏神は、帰った。

福の神は、言った。

………貧乏神は、わしと仲良しなんじゃ。あいつがいないなら、わしも出て行くことにしよう

福の神も去っていった。


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オセロは、白黒をひっくり返すゲーム。

白や黒だけを増やすことはできない。

オセロのように、苦労をひっくり返すと、幸福になる。

与えられたギフトを重荷から、宝物にするように

貧乏神を受け入れて、福を授かるように

善悪両面を清濁あわせ呑み

心を大きく伸ばしていきましょう〜