平野光泰 | DEEP天津

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平野光泰

 

weblio辞書:平野光泰

長打も打てる一番打者として1979年近鉄バファローズの初優勝に大きく貢献しました。走攻守揃ったセンス溢れるプレーヤーでしたが、昭和のパ・リーグの選手らしくパンチパーマかけてます。

 

同年の日本シリーズ第7戦での同点2ラン、そして雨が降り出した1点ビハインドの9回無死2、3塁の一打逆転サヨナラの場面で打席に立った平野光泰は敬遠で歩かされ、マウンド上の江夏に怒りを顕にした場面は決して忘れる事が出来ません。

冒頭に添付した参照記事に『闘志を全面に出した』とありますが、確かに闘志というか感情を表に出した場面を近くで見た事があります。筆者が中学3年だった1981年の秋、大阪球場の外野席で南海ホークス-近鉄バファローズのゲームを観戦しました。当時、選手に向けられるヤジは今では考えられない程に強烈で下品な物が多かったのですが、フィールドの選手は当然ながら、そんなヤジを気にする事なく、まるで何も聞こえないように振舞うのが常でした。

しかし、その日、ライトスタンドに座るある南海ファンの男性がセンターを守る平野に執拗にヤジを飛ばし、平野は投球間の短いインターバルの間にヤジが発せられる度にスタンドを振り向いては、その男性に拳を握り締め何かを叫びながら威嚇していました。

 

プロ野球の選手がゲーム中にスタンドのヤジに反応するのを筆者が見たのは、後にも先にもこの時、一度きりであります。