マギーズ東京に来たものの、婚活について聞きたいのに切り出せなくなってしまった私
そんな私の雰囲気を察して、「向こうにいるので、何かあったら声かけてくださいねゆっくり探してください
」とスタッフさんが席を離れて行きました。(お気遣いすみません
)
机の読み物を読むことに。
「HUG」は鈴木美穂さんの本にも登場していた雑誌ですが、実際に手に取って読むのは初めて。
ファッション雑誌のようなおしゃれな写真と見出しで、
「告知直後にやるべき10のこと」
「私が贈りたいお見舞いの品」
「治療中の女性のビューティQ&A」
など、興味津々な内容が盛りだくさんでした
こんな素敵な雑誌を作れるなんてすごいなあ。
そして、私の心を救ってくれたのは、
「AYA世代の体験談が載っていて、ここに載っている子たちもよくマギーズに来てくれるんですよー」とスタッフさんが持ってきてくれた、
「がんノートBOOK」。
がんノートがあることも知っていて、個々の体験談はwebなどで見かけたことがあった気がするけど、
こちらも実物を手に取ったのは初めてで、
たしか30人ほどのがん治療にまつわるお話が載っていました。
こんなにたくさんの体験談を見比べながら読めるのは貴重で、しかも私と似ている世代の方のお話なので、刺さる刺さる…!
私は「恋愛・結婚」というテーマについて話している方の文を、片っ端から全部読みました(スタッフさん気づいてたかな
)
そうしたら。
ほとんどみんな、恋愛や結婚に苦労していることがわかったのです。
中には、「がん告知をされた時にパートナーがいたけど、支えると言ってくれてそのまま結婚した」「出会った方にがんと言ったら、一緒に病院までついてきてくれた」なんて、素敵すぎるキラキラエピソードもありましたが
だいたいの方が、
「治療をしている時にパートナーがいたけど、別れてしまった」
「婚活をしているけど、カミングアウトが難しい、カミングアウトすると疎遠になる」
「難しいので、相手にも婚活的ハンデがある人がいいかなと思っている」
「健康に子どもが産めるうちに産みたい!と好きでもない人と結婚しようと焦ったが、無理だった」
という感じでした。(私の記憶だけで書いているので、実際の話と違いが生じていたらすみません)
女子座談会!と楽しそうな企画コーナーもありましたが、
「今は彼氏いますか?」
→3人ともいない
「がん告知された時は彼氏いましたか?」
→いないいない!!
みたいな感じで明るく話されていて、
そっか…
告知された時に「隣に支えてくれる人がいなくて辛いわー」とか、
「甲状腺が両方ちゃんとあるうちに子ども産めたらなあ…」とか、
そうやって悲しかったり焦ったりしてたのは自分だけじゃなかったのか…!!!
自分が無駄に考えすぎで突っ走りすぎかと思ってたけど、仲間もいたのか…!!!
婚活に苦戦しているのは私だけじゃないのか…!!!
と、なんだか勇気をもらいました。
これだけで、マギーズ来て良かったなあと思えたし、これからも明るく前向きに婚活頑張ろう
と思えました。
私が本を読んでいる間も、隣のお部屋では「久しぶり〜!元気そうで良かった」とスタッフさんと再会を喜ぶ声や、ベランダでは利用者さん同士が交流していたり
閉館時間になったので、「そろそろ帰ります!」と席を立つと、
「まだゆっくりしていいんですよ?」と最後まで温かく声をかけてくれました。
コロナ前は、予約不要で、
お昼ご飯を持ってきてマギーズで食べたり、一日中ゆっくり過ごしたり…という感じだったそうです。
早くコロナが落ち着くといいなあ。
チャリティになるグッズもたくさん置いてあって、
仕事で使えそうなレターセットを購入
マギーズ東京さん、ありがとうございました。また伺います