今日は、様々なご意見をいただくのを覚悟で。
甲状腺乳頭癌による甲状腺右葉摘出+リンパ節郭清の手術後、声について語ります。
反回神経麻痺を全く起こさない例もあることを発信したいです。
まずは、私の退院翌日(術後4日)の歌声。↓
お恥ずかしいですが、「そういえばポケカラで退院翌日に歌ったのを残してたな!!」と思い出しましたポケカラの概要欄には術後5日と書いてありますが、4日ですね
元々発信する気がなかったので、これくらいしか残っていません手術翌日の声とか残しておけばよかった…。
ポケカラは音量を調整できるのですが、これでも伴奏の音量を下げ、歌の音量をMAXまで上げています。
私は声の神経は無事でしたが、全身麻酔の挿管による喉のダメージがすごく、これを歌っている時もまだ喉はイガイガしていたので、小さな声でしか歌えませんでした。
でも、高音もしっかり出る。元の歌声でした。
私は、手術で麻酔から目覚めた瞬間からいつもの地声が出て、声の神経は無事でした。
先生曰く、「神経がとても良く見えた」とのこと。
手術は、神経を刺激しながら、場所を確認しながら行いますが、少しでも触って傷つけたり、最悪切断してしまったりすると、声に影響が出ます。
神経が良く見えたので、上手く避けられたとのことでした。
甲状腺も片側摘出、リンパ節への浸潤も1ヶ所のみで、リンパ節も最小限の摘出(たしか4個?)に収まったのも大きかったです。
でも私も、手術前の説明では、反回神経麻痺の可能性がかなり高いと言われていました。
私がみなさんの体験談を見ていた感じでは、甲状腺摘出+リンパ節郭清をされる方は、8割くらいは反回神経麻痺を起こしているのではないか?と思います。しばらくして治る方もいれば、何年経っても元の声に戻らない、声が出にくくなる方もいる。
と、色んな方のYouTubeやブログの体験談を見て知りました。
同じ手術を受けた落語家さんや、声楽家さんの体験談を見て、声は出にくくなっても復活する!と勇気をもらったりもしていました。
特に私の場合は、最悪、高い声が出なくなるかもしれないと言われていました。
私は声楽家ではないので仕事が出来なくなることはないけど、
レッスンでは歌いながら指導するし、歌うのが元々好きだし。
すごく怖かったです。
その後のレッスンでもしも全く声が出なくなってもいいように、読み上げアプリを入れたり、どうしても声を使う仕事ならキャンセルもできるように頼んでおいたり。
手術前日も、怖いのはやはり声が出なくなることで、
ポケカラで最後の歌声を残さねば…!なんて歌ってみたり
手術後すぐに「声出る!!」となり、挿管のダメージで喉がイガイガしながらも、
どうしても高音や低音など…地声以外の部分はどうなっているのか確認したくて、
病室は大部屋で声が出せなかったので、手術翌日から、トイレに行くたびに軽く歌って確認していました
手術翌日には、Novelbrightの「ツキミソウ」が原曲キーで歌えていました。(高いミ♭まで出てた。)
手術で流れた優里の「ドライフラワー」も歌えていました。
なので、高音を出す神経も無事に守られていたことを確認しました。
私は挿管のダメージで喉の表面がやられた方がキツくて、入院中はずっとイガイガ。
退院した後もなんとなく喉が弱いのが続き。
退院1週間後、完全に回復したかと思われていた時、タバコを吸う方と一緒の空間にいたら、突然咳が止まらなくなってしまいました。普段はタバコもわりと大丈夫なのに…
むせるような咳。何日も続いて、肺炎になってしまったのではないかと心配になり、病院に行こうかと思ったほどです。
しかも、術後なので、咳をすると首の傷痕へのダメージがすごくて、「このまま傷口開いたらどうしよう…」と心配になるレベル。
咳が治って、またちょっとしたことで喉がやられて…を繰り返しました。
術後3週間後の診察で先生にも相談しましたが、「弱ってるからかもしれないですね。」と、特に心配無いとのことでした。
そして手術直後も今も、声の出しにくさは全く感じません。
大好きな「ななこちゃんねる」さんが、術後はとにかく喋って行った方がいい!リハビリになる!と動画でおっしゃっていたので、↓
術後に人にたくさん会って、喋りまくったのも良かったのかもしれません
ということで。
反回神経麻痺を起こさなかった方の発信をなかなか見つけられなかったので、
こういう無事な例もあるかもしれない。という発信をさせていただきました。
次回からは、退院後、仕事復帰までの日々です。