手術翌日の振り返りです。
回復室がうるさすぎてほとんど眠れず(前回参照)、徹夜で迎えた朝
翌日朝の看護師さんは新人さんのようで(5月だったので、新人看護師さんの研修期間なんです〜とベテラン看護師さんが教えてくれました。)、こちらから聞かないとわからないこともありました。
そうそう、みんな嫌いな「尿カテーテル」。
私も、一番嫌だったかも痛みは全く無いのだけど、なんていうか、膀胱がコントロールされる感じで
私のイメージでは、出したいな!と思ったタイミングでまとめて尿が流れていくのかな?と思ってましたが、
実際は、尿が作り出された瞬間にちょっとずつ、その都度流れていく感じ。だから、トイレしてる感覚が全くない
私は手術後は尿の量が少なく心配されてましたが、少しずつ量も増え正常。
看護師さんが何回か尿を捨てに来てくれるのだけど、ギュッギュッ!と管を絞り出すような動きをする時に、膀胱の中まで絞り出されるような感覚
いやあ、気持ち悪かったです
気を取り直して、まずは朝食。朝食はお粥ですが、他の食事は普通に始まります。
朝食を食べるために、ベッドの上半身を起こして、座る姿勢になりました。
1日ぶりのご飯。幸せ〜
ペース配分を間違え、最後のプリンまで行きつかなかった…!
ここから、薬の内服も始まりました。おそらく、軽い痛み止めのようなもの…?2種類処方されて、毎食後飲みました。
歯磨きは、洗面器に水を吐き出す感じで、ベッド上でやります。
その後すぐに、歯科衛生士さんの口内チェックがはじまりました。
術後何日かは、歯科が病室まで来てくれて、口内チェック・掃除をしてくれます。
この時は、舌のクリーニングと、全身麻酔の挿管によるものか?大きな口内炎ができていたので、口内炎に薬を塗り、唇カピカピになっていたのでクリームのようなものを塗ってもらいました。
こんな汚い口の中を掃除させてすみません…という気持ちに
その後、採血をしてもらい、オペをしてくれた先生が一瞬様子を見に来ました。
「うん、順調ですね」
先生、今日は別の病院勤務の日なのだけど…こうやって朝はこの病院に顔出して、手術後の経過確認してるのか…多忙…
ふくらはぎマッサージ器や心電計、酸素マスク、点滴が外れ、開放感普通のパジャマと下着に着替えます。
点滴と採血の所、2ヶ所にガーゼを貼ってくれましたが、いつ取っても大丈夫か聞くのを忘れて夜まで付けていて、テープがベッタベタになった
ベッドのまま、自分の病室へ戻ります。ベッドを転がしてもらうのが楽しすぎて、「乗り物みたーい!」と子どもに戻りました笑
病室、落ち着く…!ベッドはまた30°傾斜に戻してもらい、クッションを挟んでゴロゴロしたり…という感じでした。
それにしても、首が固定されてるだけで、まあ起き上がれない
寝たまま真横を向く→首を下にして縮まる→ベッドの柵を持ってゆっくり起き上がる
というステップを踏まないと起き上がれないのだけど、みんな同じのようで安心。
2日目には慣れて、どんどんスピード速くなりました。
「初めて自力でトイレに行く時は、必ず看護師を呼んでください」と言われたので、そのタイミングで呼びました。
術後初めて立つので、色々危ないのかと。トイレまで付き添ってくれました。
尿カテーテルを外した後のトイレは激痛!!と聞いていたので、覚悟して挑みましたが、やはり痛かった記憶。
カテーテルを付けていたせいで、膀胱に溜めて排出する…という本来のトイレを身体がなかなか思い出せず、次の日くらいまでトイレのタイミングがおかしかったです
そして、動く時はいつも首のドレーンのバッグと一緒。↓
これを首から下げていきます。
バッグに溜まった液は、定期的に看護師さんが捨てに来てくれます。この管に流れる液の色を観察し記録するようでした。
個人的には、ドレーンの観察にハマってしまい、よく管を見ていました
たまに塊が流れてくるのだけど、「それは脂肪ですね〜」と教えてもらい、脂肪…!!と興味津々
術後2日目くらいには液がほとんど流れてこなくて、管がカラッカラでした。
首のガーゼが外れると、こんな感じでした。
もうこの時点で、傷ちっちゃ!!とびっくり。
「今日からはなるべくたくさん歩いてくださいね」と先生に言われましたが、うちの病院は他の階に行くのを禁止?されていたので(おそらくコロナ対策もある)、
病棟の廊下をこまめに行ったり来たりしました。
歩けば歩くほど回復が早いと言われました。
術後の首の体操もスタート。こんな術後すぐやっていいの!?という感じでしたが、こちらも動かせば動かすほど、皮膚の癒着などのリスクが減り、治りが良くなるとのこと。
たしかに、ずっと体勢を変えられなかったので、首こり肩こりがすごくて、体操をやってもやってもほぐれない感じでした。
元々ヨガが好きなのもあり、かなりこまめにやっていました。
お昼はデミグラスオムレツ!!だったのに、お粥…タイミング悪すぎて
デミグラスお粥はなかなか…で、かなり残してしまって申し訳なかった…
食べた量は毎回記録されていて、完食以外のことがあると栄養士さんがすぐに訪問してきます。
この時も栄養士さんが来てくれて、「ご飯の量減らしますか?」と言われたので、この日から白米を少し減らしてもらいました。
同じ病室の方々は、ご飯だと食欲が出ない…とうどんに変えてもらったり、おかずを変えてもらったり…と、そんなことまで個別対応してもらえるんだ!!とびっくりしました。栄養士さんすごい…!
午前の時間に、「体を拭くタオルいりますか?」と、温かいタオルを持ったスタッフさんが巡回してくれます。
私は、借りたり借りなかったり。自分で汗拭きシート持ってくれば良かったな…と後悔
その日は久しぶりに、下半身のみシャワー浴できました。上半身はパジャマ着たままなのでなかなかハードでしたが、下半身だけでもスッキリする〜
そして睡眠負債を取り戻そうと、お昼寝をし、
この日の夜もなかなかうるさかったけど、かなり良く眠れて幸せだった記憶
こんな手術翌日でした。体調的には、喉が相変わらずイガイガするのと、少しだけ傷が痛むのと。
歩いてると、なんかまだ調子悪いなーという感じでした。
ちなみに入院中は、病棟では患者さんはマスクはほとんど付けていなかったです。
私も、廊下など人が多い所に行く時にたまに付ける程度でした。
次回は、退院まで一気に行きます。