甲状腺乳頭癌による、甲状腺右葉切除+リンパ節郭清が無事に終わり、手術後は夕方から一晩、回復室に泊まりました。


回復室は、身体を管理する機械が揃っています。


おおー!心電図のような表示、これもドラマでよく見る!


手術後は回復室に移り、私は3つベッドがあるうちの一番端にいました。

先生から、無事に手術が終わったという報告を聞き、術後の経過も異常無く、順調でした。

看護師さんから、「傷の痛みを10段階で表すとどのくらいですか?」という質問を、術後2日くらいまでされましたが、手術直後から「3くらいです」と言っていました。

思ったより首は痛くなく。代わりに、挿管のダメージで喉がイガイガ…息を細ーく吸って…咳き込みそうなのをこらえて…が一晩続きましたえーん

まだ絶飲なので、水も飲めないえーん


先生に、

「もっと自由に身体動かしていいんだよ〜お利口にしすぎニヤリ」と言われたのだけど、

口には酸素マスク・左手は点滴・指先にパルスオキシメーター(心電計)・腕は自動血圧測定器・喉はドレーン・下半身は尿カテーテル・ふくらはぎマッサージ器…と、

全身を管という管に繋がれてるのに、どう自由に動けるのかわからない笑い泣き


しばらくして、私の隣に手術が終わった人が運ばれて来ました。(カーテンで仕切られてるから見えないけど、音で判断。)

付き添いのご家族も一緒に部屋に入られて、「たくさん話しかけてあげてください!」と看護師さんに言われており、

「ばあちゃん良かったねえ照れこれで足が楽になるねえ。ばあちゃん今年で100歳だもんねえ」


100歳!?100歳で手術受けたの!?すごすぎる笑い泣き私の看護師さんもびっくりしていて、「すごいねおねがい」と小声でやりとりしました。



そんな平和な回復室の空気が変わったのは、3人目のおじいさんが運ばれて来た時。

私と同じ全身麻酔の手術だったようで。(なんの手術かはわからないけど…)

看護師さんが

「今日は…ちょっと賑やかかもしれないねえ…」

と不吉なフラグを立てて笑い泣き、夜勤の看護師さんと交代になりました。


なんでも言ってくださいね!と看護師さんに言われたので、近くにティッシュを置いてもらいました。もともと鼻炎気味なので、鼻をかみたいけど、術後はかめないので口に落ちて来てしまう。

痰を出し続けました笑い泣き看護師さんがベッドに手早くビニール袋を巻き付けて、手が届く位置に即席のゴミ箱も置いてくれました。

消灯の時間も、枕元の電気が自分で消せない笑い泣き消してもらい、「スマホの充電器差しといた方がいいですよね?」と私の荷物から充電器を取り出し、ベッドにコードを巻き付けて落ちないようにしてくれました。神…キラキラ


ふくらはぎのマッサージ器は、常に動いている感じ。血圧測定器は、たしか1時間ごとに自動で測定が始まる。

ドレーンから排出される血は、必ず夜12時(たしか)に一度捨てなければいけなかったので、私が寝ていても看護師さんがドレーンバッグを探りに来る。

という、ただでさえ眠りにくい状況なのに…


同室のおじいさんが、暴れん坊でうるさすぎたのです笑い泣き

10秒に1回は聞こえる、「ン゛ン゛ン゛!」という大きな咳払いえーん

「暑い!!」「苦しい!!」

「おい!!水をくれ!!」(絶飲でしょうが…!)

と1分おきくらいに大声で叫ぶ…ガーン

ナースコールも使わずに叫んで訴え、ベッドから落ちそうになってみたり、酸素マスクをぶん投げてガシャーーン!という音が聞こえてきたりガーン

定期的に看護師さんが「もう!なんでそんなことするの!」と怒りに来て、でもまた繰り返す…

「なんで水も飲ませてくれないんだ!俺を殺す気か!!」「若いやつらが!!」と暴言を吐いてみたり…

これを一晩中絶え間なく続けるって、どんだけエネルギーあるんだ…信じられん…


まあこんな部屋で、耳栓をしようが寝られるわけがなく笑い泣き

私はワイヤレスイヤホンで外部の音を遮断しつつ、こんな時のために!と準備しておいたアニメをスマホで観まくりました。回復室がスマホOKで本当に良かった…!!

大ファンなのにアニメは観たことなかった、「図書館戦争」と「IDOLiSH7」を交互にラブ

長い長い夜だったので、図書館戦争は映画版まで見れた気がする笑い泣き

暴れん坊おじいさんが静かになって寝たのを見計らって、「今だ!」と私も寝てみるけど、1時間もしないうちにまた暴れ出すので、私も一緒に起きる…笑い泣き

ちなみに私が入院のために購入し、持って行ったワイヤレスイヤホン。↓


遮音性は有線イヤホンの方が上かな?という感じだったけど、付けているだけでも周りの音をわりと遮断できてありがたかった。


この夜は入院期間で一番辛かった…えーんあまり思い出したくないです…。

ナースセンターの隣の部屋だったので、鳴り止まないナースコールにもびっくり。

夜勤の看護師さんって、基本は待機していてたまに出向くくらいかな、と勝手に想像していたので、

こんなにハードで、気づいたら朝!みたいな状況とは知らず…えーん

看護師さんへの尊敬がより深まった夜となりました。本当に、こういう暴れん坊の患者さんからのストレスがもっと減ればいいなあ…。


というわけで、ほぼ徹夜でアニメを観た、術後の夜笑い泣き回復室で全然回復しないという…笑い泣き

このおじいさんは暴れてて回復が遅れたのか次の日も回復室にいたようで、私は病棟に戻れてお別れでき、平穏な時間を過ごしました♪が…

次の次の日から、私の向かいの病室におじいさんが戻ってきてしまい笑い泣きまたうるさい日々でした…笑い泣き

これから手術を受けられる方は、どうか回復室でゆっくりできますように…アセアセ


次は手術翌日のレポートです。