今日は、入院前のメンタル、自分への勇気づけと、入院前準備のこと。(2022年5月)


手術前の日々は、やはり不安や悲しさでメンタルが揺れたりして、「本当に甲状腺を摘出することでしか治せないのかな…?」と今更他の方法を探したり。

ドラマ「ドクターX」にも甲状腺がん回が何回かあって、ケミカルサージェリーという言葉も聞かれましたが、あくまで温存療法。甲状腺がんは広がりやすく、すでに広がっているかもというリスクのためにも、がん腫瘍だけを切り取るという手法は今のところありません。

鈴木美穂さんの本でも書いてあった通り、「標準治療」が「最善の治療」なのだな。と自分を納得させました。


手術のことを考えると怖かったけど、

私の大好きなフィギュアスケートの選手は、足の手術をしてまた負荷をかけていき、リンクに戻っている。

大好きな声優さんも、喉を手術して復帰する。

私は今回、手や指の手術でなく、直接は仕事に影響しない首の手術。仕事で使う部位を手術する人たちの恐怖に比べたら、私なんて大したことない。

首をどのくらい切られるかも、もう何ヶ月も前からわかっているけど、

緊急帝王切開のお母さんたちは、その日急に何センチもお腹を切られて、傷跡の処置もしながら子育てをしている。

私が首を4〜5cm切られるのなんて、大したことない。


と自分を前向きにさせていきました。


といっても、手術は何が起こるかわからないので、もしもう舞台に戻れなかったら…

入院までの時間は、私にとってはカウントダウンされているような感じで、コンサートの本番ひとつひとつがとても尊くなりました。

その時の日記より。↓


この、万全の身体で迎えられる本番ひとつひとつが愛おしくて、とても幸せに思える。

弾いている瞬間の、ああ幸せだな。が尊い。

術後はどう思うのだろう?と少し楽しみになってきた。ひとつひとつ感動するのは同じなんじゃないかと。

甲状腺が片側無いことが当たり前になって、忘れるくらいになっちゃうんじゃないかと。


↑この時の自分…大正解ウインク

今では片側無いことを忘れてしまうくらいの日々です。


手術前は、怒涛のコンサートラッシュ。ひとつひとつ噛み締めるように本番を終え、

↓首に傷跡がない自分がすでに懐かしい!!


手術前日までブライダルにレッスンと、仕事をやり遂げました。

やり遂げた手術前日は、とりあえずホッとする気持ちと、仕事で忘れていたけど手術への緊張(よりも、初めてのPCR検査への緊張の方が大きかったかも笑い泣き)もだんだん出てきて、深夜に友達に電話して聞いてもらったり赤ちゃん泣き

YouTubeを見ながら、急いで入院準備の荷物をまとめました。↓



私が入院のために特別に準備したものというと…有線イヤホンとワイヤレスイヤホン。

テレビを見るのに有線イヤホンが必要で(実際はテレビ見なかった)、ワイヤレスイヤホンがあると術後の管につながれている中で役立ちそうだなーと思ったり。

ワイヤレスイヤホン、大活躍でした爆笑

あと役立ったものは、耳栓と髪ゴム・ヘアピン、マウスウォッシュ。

暇つぶし用に、dアニメで事前に観たいものをダウンロード。本、スマホゲーム、パソコンと、いろんな種類の暇つぶしを持って行きました。

あとはお泊まりの時の荷物とあまり変わらないかな?


持っていけばよかったと後悔したものは、汗拭きシート。病院でも体拭きタオルを支給してくれますが、私はあまり使いませんでした。(後日書きます)

あと、退院時に首元を隠せるスカーフか、首まである服。退院時から紫外線対策しなきゃいけないことを忘れてました笑い泣き私は母のハンカチを借りて首に巻きました笑い泣き


次回はいよいよ入院!

そうです。入院するにはPCR検査で陰性が出ないと入院できません。PCR検査でめちゃくちゃドキドキした話から始まります。