こんにちは
まずは、私の甲状腺乳頭がんが見つかったきっかけについて。
がん告知時、私の悪性腫瘍は直径7mm未満という、「微小がん」と呼ばれるものでした。
甲状腺乳頭がんが見つかるきっかけとしてよく聞くのは、
「首が腫れている、しこりがある」等の自覚症状があり、検査したら大きな(2〜3cm以上の)腫瘍があった。または首の腫れを健康診断で指摘された、健康診断でオプションのエコー検査したら見つかった。等や、
胸部や肺など、他の場所の検査をしていてたまたま見つかった。甲状腺疾患を持っていて、診察で腫瘍も見つかった。妊活を始めて甲状腺の数値を検査したら、腫瘍も見つかった。というのもよく聞きます。
私は、「甲状腺の数値を測りにはじめて甲状腺外来に行ったら、触診で見つかった」というきっかけでした。
ですが、「普通は微小がんは触診ではわからない」というお話です。
コロナ禍が始まったころ。
緊急事態宣言というものがはじめて世の中に出て、音楽の仕事は激減。週1日仕事があればいい方という生活になりました。それに加え、プライベート(恋愛)の方もズタボロにされ不安と悲しみでいっぱいだった時、次の2つの症状が出て、困ってしまいました。
その時の症状は、どちらもストレスのせいと判明し、甲状腺のせいではありませんでしたが
私がストレスで発症した症状は、
①生理の血の量が2〜3ヶ月続けて異常な多さ。婦人科で診てもらっても異常なし。今までこんなことはなかったし、生活に支障が出るレベルで、びっくりしました。
②喉の痛みがずっと続いた。元々喉が弱く喉風邪を引きやすいけど、コロナでもないし風邪でもない痛みが続いた。
これら2つの症状をググると、最初に出てきた臓器が「甲状腺」。
そういえば、我が家は橋本病(甲状腺疾患)持ちの家系で、「あなたも大人になったら一度検査しといた方がいいよ」と親から言われてたな。と思い出します。
(↓橋本病やバセドウ病は、実際に生理の症状もあるみたいです。)
親が通う、近所の甲状腺外来へ。(家の一番近くの甲状腺外来が、日本甲状腺学会専門医のドクターがいるという奇跡。みなさん、この認定ドクターを探して転院されたりするそうです。)
症状を話し、血液検査をしてもらったところ、甲状腺の数値は若干橋本病寄りのものがあるくらいで、特に異常なし。
喉も、同じ病院の耳鼻科で鼻カメラで診てもらったけど、赤みもないツルッツルのきれいな喉でした。(こんなきれいな喉がストレスで痛くなるなんて…ストレス怖すぎる)
この時出ていた症状はストレス原因だったため、しばらくすると徐々に治りました
なので、この症状たちはガンの症状とも全く関係ありません。
そして触診…触った瞬間に「あれ?」と先生
「今まで耳鼻科でエコーしてもらったことない?」と…
喉鼻が弱く、年2回ほどは耳鼻科にお世話になりますが、そこでは特に気づかれたことなく(のちに、いつもの耳鼻科の先生に手術したことをお話したら、かなり凹まれていました)。毎年健康診断も受けてますが、そこでも気づかれず。
私は手術の時は大きな病院に移り、毎日の健康観察をして下さったのは初めてお会いする別の科の先生で、その先生が手術前に触った時も、「俺は今(手術時は1cm近くまで大きくなりましたが)触っても全くわからない…。あいつ(私のドクター)すごいな…。」とおっしゃってました。
もちろん、私も最後まで、触っても全くわからなかったです
つまり、私の7mm未満の微小がんを、一回触っただけで見つけた私のドクターがすごすぎたということですね微小がんが触診で見つかることはめったにないと思います
そのままエコーへ。次回へ続きます。