ものすごく間が空いてしまってすみません。
早稲アカKコースから中学受験 理社編です。
娘の中学受験で一番大変だったのが理社でした。そりゃそうですよね。一般の中受生は小3の2月から3年間かけて、下手したら高校レベルの知識まで習って、その内容が試験で出るんですから...。知識量の差はかけ離れていたと思います。
12月から過去問を始めたので、過去問が問題集でした。過去問を解きながら覚えていくしかなくて、試験当日まで理社が足を引っ張ったと思います。
幸いだったのが、学校の授業を思ったよりちゃんと聞いていて、基礎的な知識をしっかり覚えていたこと。これが助かりました。やはり学校の授業は大事です。
例えば社会の歴史だと、大きな流れや時代、年号と世紀が一致して捉えられ、その時代にあった出来事が分かっていたので、それを骨とし、過去問で出てきた内容を肉付けしていきました。
理科も同様...ですが、理科は計算などがあるので、一番難しかったと言っています。どれもこれも学校でやらない問題ばかりで、さっぱりわからない。ほぼZEROからのスタートです。
過去問を5〜6年分、3周ほど解いて、解き方をひたすら理解していきました。
しかし、3日間受けて3日目で受かったのは、最後の最後の社会で、得意だった「地図記号の問題」がたまたま多く出たから、その差で受かったのかなあ、という感じです![]()
会場から出てきた娘の反応も、特別できたり できなかったりすることもなく、3日間淡々と変わらなかったのですが。
3日目だけ、「(2日間と比べて)社会が少しできた気がする」と言っていました。私も、過去問と入試日の問題を見ていたら、他の教科は似たり寄ったりだったのですが、3日目の社会だけ、「あれ、この問題はできたんじゃない?」と思いました。
自分の経験からも、受験というのは本当に、「その日、その時、その学校で出された問題が、どれだけ解けるか」だと思います。模試を受けて、判定に一喜一憂している受験生は多くいると思いますが、模試はあくまでも模試であって、受験校の当日の問題ではない。
模試なんて一度も受けずに、過去問だけをやって受験する変わり者も(ここに)います。
中学受験にしろ、高校・大学受験にしろ、過去問を解いている時の、自分なりの手応えを感じてほしい。
かなり感覚的なものなので、恐らく解いている本人にしか分からないと思いますが、「偏差値は足りてるけど、過去問を何度解いても受かる気がしない」のか、「模試の判定は悪いけど、過去問を解いていてもあまり抵抗がない」のか。後者ならダメ元でもメモリアル受験でも、受けてみたらいいんじゃないか。その日の問題との相性が良かった子が、逆転合格するんじゃないかと思っています。
α校の合格最低点は5割5分〜6割だったのですが、全教科6割取る必要はない。理社で取れなかったら、得意の国語で1点でも多く取る。
娘の場合はそれでもギリッギリだったのでしょう。最後は問題との相性が良かったという運かもしれませんが、3日間気持ちを切らさず、「どうせ受からないし」と投げやりにならず、受け続けてよかったです。
余談ですが、塾の保護者面談でも常々意見を出しているのですが、季節講習のみでもいいので、Kコースでも理社をやってほしい!
Kコースのコンセプトにもれず、学校で習うより少し早く、もう少し難しく、問題量を多く解く、という基本的な知識の定着でいいのでお願いしたい。塾の先生も、「僕も、Kコースで理社を何もしないというのは気になっている」と言っていて、でも決めるのは上の人たちだから、意見として上げてくれているそうです。
中学受験算数とは違って、小学校で習う理社は、もう一度中学でも習うから、高校受験コースであるKコースでもやって損はないんじゃないかなあ。
次回は 理社編 その後 です。中学校に入ってから、受験組との知識の差はどうなったのかを書こうと思います。