
喫煙者にとっては耳が痛い話でしょうが、既に報道されている通り、明日より煙草が値上げされますね。
1箱当たり20円の増額であっても、積もり積もれば凄い額になりますね…。
煙草が値上がりとなる背景には今年度の税制改正で、たばこ税が1本当たり約1円、引き上げられた事があります。20本入りの煙草であれば単純に20円の増額ですが、マイルドセブン等の人気銘柄は1箱当たり30円の値上げが認可されたとの事。マイルドセブン愛煙家にとってみれば更に痛い話なわけで…。
増税分による差額は未成年者が煙草を自動販売機で変えないように改良する(2008年までに実施)費用等に充てられるとの事。
ちなみに…改良される自動販売機はこんなの↓

そもそも、tomizoに言わせると…23時から翌朝5時まで自動販売機で煙草が買えないようにしたのも意味が無いと思うんです。“未成年の喫煙者が夜中にコソコソと自販機に買いに行く”という考え自体が間違ってると思うんです。買う人は堂々と買ってますからね。高校生と思われる制服を着た子が歩き煙草をしている風景もそんなに珍しいものではないと思うんです。
風化しているところに蒸し返すのもなんですが、モーニング娘。の子も例外では無いですしね。
巷では煙草値上がり!と“まとめ買い”を勧めてるお店が目立っています。さっき、某スーパーに行ったら、元々、地味にカートン売りしていたのですが、特設スペースにドッサリと置かれていましたし、煙草屋さんでは景品を付けて、チャンス!と売る事に躍起になっているのが現状です。
でも、欧米諸国に比べると日本の煙草の値段は格段に安いのも現状です。ちなみに、各国の代表的銘柄1箱の小売価格(今年1月現在)は、イギリスが1045円、米国(ニューヨーク)が774円、フランスが630円、ドイツは506円となっています。欧米が高いのは無論、煙草に超効率の税を課しているからです。イギリスは、価格のうち797円税金とのこと。比較的安いドイツでさえも税が390円を占めているのです。これらに対して日本はどうか?というと…300円の銘柄でたばこ税と消費税を合わせても189円である。これからしても日本の煙草はまだまだ安いと言えますね。
禁煙運動団体が実施したアンケートで面白いのが有るのですが、喫煙者の約半数の人が「1箱500円まで上がれば禁煙する」と答えているのです。そうなると、困るのは国です。たばこ税による税収が減るからです。でも、喫煙が原因の肺気腫や心筋梗塞が減り、医療費の節減に繋がるという見方も…。
日本におけるたばこ税の増税は、この10年で3回目なのですが、1本1円程度の小幅な引き上げにとどまってきている。こうした小幅な増税のせいか、税収は変わらずというのが実情です。先ほども少し触れましたが、未成年者の喫煙についてで言えば、大幅に値上げすれば未成年者の喫煙防止にはなることでしょう。
これまでは、税に対するtomizoにしては珍しい真面目な話で疲れたので、tomizoの考えを述べる事にしましょう。つい最近まで喫煙者だったtomizoなわけですが、誠に自分勝手な話で申し訳ないのですが、若い女性が喫煙しているのを見ると、親心で「やめれるならやめた方が良いよ」と言いたくなってしまのです。成人であれば、煙草を吸うのも吸わないのも自由ですが、女性は子供を産めるという男性には持ち合わせていない素敵な機能があるわけで、喫煙習慣があるばかりに女性が健康な子供を産めないという事実もあるのです。それを認識してほしいと思ってしまいます。
心臓が弱い方は以下を見ない事をお勧めします。

上の写真は、両方とも、“肺がん”の手術中の写真です。いずれも肺がんではるものの、左の写真は、ほとんど煙草を吸わなかった人の肺で、右の写真は、長い間、喫煙習慣があった人の肺です。こんなにも違うなんてtomizo自身もビックリでした。
健康増進法に則り、様々な場所で分煙を促していますよね。喫煙者にとっては、とても肩身の狭い思いです。文字通り“煙たがられる”のですからね。今は、まだ良いのかもしれませんが、これから先、どんどん肩身が狭くなっていくことでしょう。
禁煙者から喫煙者へ、喫煙者から禁煙者へ繰り返してきたtomizoですが、やめてみて、今回はそんなに苦で無いんですよ。何でかは分かりませんが、イライラもそうは長く続きませんでした。でも、波があるから、またイライラするかも。
喫煙者の気持ちも禁煙者の気持ちも分かるから、tomizoは喫煙者を否定はしません。肯定もしませんが。
ちょっとした話題にするつもりが長くなってしましました(^^;)とりあえず、HOTな話題ということで……。