動物の皮をはぐような事は
したくないがそれが僕の仕事
だとしたら誇りを持てる。
誰よりも手際よくゆえに仕上がりも美しい。
自分にしか作れないものを持つという事は
どれだけ厳しく誇り高いことだろう。
甘美な夢…
軒先には野菜か何かがつるされている。
僕の作った物を目当てに遠くから訪ねてくる人もいるそうだ。
仕事でないなら絶対にやりたくはない。
やってはいけないことだとすら思っている。
しかし仕事なら別。
全く別のことだ。
なんて誇り高い仕事、必ずその手際を手に入れるだろう。
仕上がりの美しさは筆舌に尽くし難い。
最低限の手を触れる回数で僕はそれをやれる。
それでも血は手につくだろう。
それは山の水で洗い流さねばならない。
シダ、コケなどにも囲まれたような斜面に鉄を突き刺し水を組み上げる。その山の水で手を洗えば僕がきれいになる。