サンフラワーの世界-2012031818510000.jpg

それなりに長い間、ヲタ活をしていれば、どんな人間だって、それぞれ忘れることが出来ないような私的アイドルというものが存在するのではないだろうか。

今回の催しの中心人物であるACCOさんは自分のヲタ史の中でも、かなり思い入れが強い人物であり、今でも自分の中では特別な存在だと思っている。

彼女が15年以上前に所属していた東京パフォーマンスドールはハロプロやAKB48といった今日のアイドルグループの礎や方法論を最初に築いたグループとして今では伝説的な存在だが、当時の自分はTPDのライブを観ることが生活の中心であり、彼女達を応援することが人生のすべてであった。

その中でも、もっともお気に入りのメンバーがACCOだったのである。

ジャズダンスをバックボーンに持った彼女の踊りのポテンシャルの高さは当時から際立っており精鋭揃いのTPDの中でもランクがひとつ抜けていた。

鍛え上げられた身体の美しいフォルムとエキゾティックな佇まい。

そして全身がバネのようにしなやかでキレがあるダンスの美しさは、まるで踊りの神が宿ったかのようであり、オレは彼女がステージで踊るのを観るたびにどんどんその魅力に魅せられていった…。

あらゆる角度から見て自分にとっては最高の存在だったのだ。

他のどんなアイドルやメンバーを観ているときよりもステージ上で彼女が動いている姿を観ているときが自分にとっては至福の時間だった。

余談だがその当時の後期TPDには沖縄から上京してきたばかりの16歳の仲間由紀恵が在籍していたが、彼女は、その頃から一際目立つ美少女ではあったが、ダンスを含めたステージ上の表現力という意味においては到底ACCOの足元にも及ばなかったと思う。

アイドルヲタなら一定のキャリアを積めば記憶の中に「私のアイドル」という存在を持っているはず。

そして、その記憶が財産になり、人をいつまでもヲタとしてこの世界につなぎ止めておく役割を果たしているのではないだろうか。

幸か不幸か自分にとってのACCOというのはそんな特別な存在であった。

TPD以降、彼女がダンスの指導者として、また大物ミュージシャンのバックダンサーとして活躍していることは噂で聞いて知っていたし、(サザンオールスターズのバックダンサーとして日産スタジアムのライブに出演したのを知ったときは、さすがに仰天した)彼女がその道のスペシャリスト=プロのダンサーとして大成したことは最古参のファンとしては本当に誇らしく、またちょっとした優越感にオレを浸らしてくれた。

「アッコはモノが違うって最初からオレが言ってただろ?」ってところだ。

今回の催しを知ったのも本当に偶然のことであり、彼女がステージに立つ姿を観るのは何と12年ぶりのことになる。

会場のライブハウスは超満員で場内の椅子席はひとつ残らず埋まっていた。

仕方ないのでオレは下手の端で立って観ることにしたのだが関係者以外は全員、着席して見ているため自分の視界を遮るものはいっさいなく非常によくステージが見える。

今回の催しはライブというより発表会といった趣で、ほぼすべての演目をACCO自身が考え、いってみれば彼女が監督、脚本を手掛け、さらには主演を務める作品展ともいえた。

ダンサーが入れ替わり立ち替わりステージ上で演目を行い、当然、その中には彼女の姿もある。

ある場面では同業者のプロのダンサーと、またある場面では自分の教え子達とステージ上で絡むACCO先生。

ときにはハードに、ときにはソフトに、またときにはエロチックに、いろんな表情を見せ緩急をつけながら観客の気持ちを舞台に引き込んでいく。

また作品としても非常に見応えのあるものに仕上がっており、中でもバーレスクをテーマにした椅子を使ったパフォーマンスは(写真を参考)溜め息が出るほど素晴らしかった。


それしても彼女を観ていて何か胸の奧が締め付けられるようなこの気持ちの高ぶりはいったい何なのだろう。

さすがに20代の頃に比べると外見は老いたとはいえ、踊っているときの雰囲気や表情が昔のACCOとまったく変わっておらず、そんな今の彼女の姿が以前の彼女と重なり、いろんなことを思い出してくると、ちょっと泣きそうになった。

「デジャヴ」ってやつでしょうか。

またあれから15~6年の月日が経過しているというのに、今尚、彼女は「表現者」として自分に素晴らしい作品を提供してくれているという事実。

本当に夢のようである。

ラストに出演者が舞台に集まり「ダンシング・クイーン」を歌ったのだが、おそらくそのときにステージ上の彼女は客席にいたオレの姿に気付いたのだと思う。

つまりレスがきたのだが、これにはマジで高まった。
この高まった感覚も本当に懐かしい。昔、TPDのホールコンサートで舞台の上のACCOから激レスがきて心肺停止しかかったのを思い出したわwww

もし今、オレがAKBのコンサートを最前列で観て大島優子が30秒間オレのことを見続けたとしても、ここまで気持ちが高まることはないだろう。

終演後のロビーで12年ぶりにACCOと対面した。

オレも昔みたいに緊張することはなかったし彼女にしても以前のようにヲタを前にして身構えるような雰囲気はまったくなかった。

積もる話もいろいろしたいところだけど、こっちも久しぶりすぎてアタマがよくまわらんので、とりとめのない会話しか出来なかった。

それでもオレのことを覚えていてくれたのが何よりも嬉しかった。

出産の影響か(彼女は一昨年に子供を産んでいる)全体的に身体が丸くなったような気もするが、それでも以前と変わらずキレイだったし本当に素敵だと思った。

ここで、こうして再び再会出来たというのも何かの縁なのだろうか。

そして、現在(いま)こうして昔みたいな気持ちになってACCOのステージが観れるなんてことは夢にも思わなかった。

ACCO先生、オレにとって貴女は今までも、そしてこれから先もきっと特別な存在なのだと思います。
先日のアイドリングに引き続き、またしても六本木の現場ということになる。

STB139という場所には今回、初めて行ったのだがモダンな外観と入り口付近での店員の礼儀正しい応対ぶりからしていつものライブハウスや小劇場などとは明らかに会場の質が違うことを実感する。

フロアの客席にはレストランのようにテーブルと椅子が置かれており、舞台正面の後方には飲食物を運び出すカウンターと厨房が設置されていた。

つまり、このお店はお酒と食事を楽しみながらライブを観賞するという形式のいわゆるジャズクラブであるということを場内に入ってから認識する。

18時開場の19時半開演とかなんで一時間半も待ち時間があるのか意味がよくわからなかったが要するに開演までたっぷりと時間があるのでその間、ゆっくりとお食事でもお酒でもお召し上がりになってお待ちくださいということなのだろう。

こういうスタイルのライブ観賞は初めてだが、あの「A NIGHT AT THE BIRDLAND」のバードランドやエヴァンスやコルトレーンの名演で名高いヴィレッジヴァンガードといった伝説のジャズクラブもこういう雰囲気の会場だったのだろうか。

さて昨年の1st.ライブからもうすぐ1年が経つCHANCEだが今回の公演では今まで定番だった前半の「工場現場の休憩時間」という芝居の設定を大胆に代えてきた。

新しい設定はズバリ「ナースステーション」である。

それに合わせてナースの格好に扮したメンバーがいつものオープニングテーマと共に登場する。

何だかよくわからん挨拶を一応したあとに、いきなりEW&Fの名曲「宇宙のファンタジー」を披露。

ここで当然、比較の対象になるのは、かつて東京パフォーマンスドールが歌っていた同曲となるわけだが、CHANCEヴァージョンの「ファンタジー」には「昔、懐かしいディスコナンバーを恥ずかしげもなく歌う加齢アイドル」という自虐的なギャグが根底にある。

従ってここでの「ファンタジー」にはかつてのTPDのようなシリアスさはなく演出側の意図としてきっと「笑ってもらうべき」ところなのだろう。

続いて歌われた「VIVA ヤキニク」(原曲はこれまた懐かしいBANZAIIのB級ディスコナンバー「VIVA AMERICA」)にしてもSPDのトリビュートといった意味合いはまったくなく、単に日本語の替え歌を披露しましたという以外の意味はないと思う。

EW&FにBANZAIIときて「まさか今宵は70's ディスコ・ソング大会?」と思ったのものほんの束の間で今度はいきなり昭和のムード歌謡を思わせる楽曲にチェンジする。

この70年代のディスコのフロアから伊勢佐木町の裏通りへといきなり瞬間移動するようなシュールな感覚。これがCHANCE演出の妙味なのだろう。

途中、低血圧を自認する観客を舞台の上から客席に引っ張り上げて壇上の椅子に座らせて血圧計を取り付け、その観客をみんなで囲って歌う(踊る)と血圧がどのくらい上がるのか…といった奇妙な生体実験が行われたり、(ちなみに実験台にされた彼の血圧はCHANCEが目の前で歌った前と後とでは上も下も20づつくらい上がっていた…)こういった馬鹿馬鹿しい演目もその他のシリアスな歌や演出もすべて含め色んな意味で「らしさ」に満ちた内容だと思った。

そしてやはりエンディングの「MAGIC NIGHT」は何度見ても感動してしまう。

運営側もしょーもない動画ばかりアップしないでこういう魅力的な曲の動画をどんどんあげればいいのにwww

また、これまでほとんど気にしたことはなかったが今回から髪の色を真っ黒に染め直した風間恵理の歌声がすごく歌唱力に長けていることがわかった。

正直、なんで今まで彼女が気にとまらなかったのか自分の眼力の無さに呆れたわ。

そして毎回、不思議に思うのはCHANCEの客層である。

この日の年齢層はいつもよりもさらに高く「SATISFACTION GUARANTEED」で舞台に上がった北海道から見にきたとかいうオッサンもどっから見ても60前後の取締役常務といった貫禄だった。

この日の公演とか本当に何か企業の接待にでも使われているのだろうか。

さすがに毎回、観ているだけあって最近ではようやくメンバーの名前と顔がすべて一致するようになってきたわけだが、気になるのは今回の公演で次回のライブの告知がされていなかったことである。

まさかとは思うが、例によってまた…なんてことはないだろうな。

…もうこれ以上、オレの楽しみを奪うようなことだけはやめてほしいよ。いやホントに…。
知り合いがチケットを余らしたということでお誘いを受けたのでアイドリングのニコはちライブに初めて行ってきた。

考えてみると六本木でヲタ活とか非常に珍しいような気がするが元来、六本木という街は伝統的にヲタ現場が生まれにくい風土にあり、そういう意味からすると、一昔前の六本木を象徴したヴェルファーレが今ではニコファーレと名前を変えヲタ現場に生まれ変わっていたとは驚きである。

会場に入るとフロアの壁面すべてがLEDパネルで覆われているという無駄な豪華さに一瞬、圧倒される。

「888888888888」

「ひい様に蹴られたい」

「wkwk」

「あさひ可愛い」

しばらくするとその壁面のLEDパネルにニコ動のコメントとおぼしき文字が映し出されオレはこのとき初めてこの日のライブがニコ動で配信されるのだということを知った。

自宅にいながらアイドリングのライブをリアルタイムで視聴し、さらにPCからコメントを送ることによって間接的にライブに参加することが出来るとは便利な世の中になったものである。

さらに驚いたのはステージ上のメンバーが視聴者に向けて①と②のどちらの歌が聴きたいのかを募り、視聴者がマウスを動かすだけで瞬時にしてどちらの票数が多いのかが集計できてしまうという、ニコ生ってこんなことも出来るのか。

こういった配信の利便性は今後の「ライブ」の在り方を根本的に変えてしまう可能性(同時に危険性ともいえる)を秘めていると思う。

ちなみに視聴者に二者択一で選ばれた楽曲は、あの懐かしのバンバンアイドリング!!!で「遥かなるバージンロード」だった。

つーか、こんな歌、忘れてたわ。

詳しい人に言わせるとこの曲はバンバンアイドリングのメンバーであった沙耶姉と江渡ちゃんとミラっちょが同時に卒業した3年前のCCレモンホールのコンサートを最後に封印されていてライブで歌うのは実にそれ以来だという本当にレア曲なのだそうである。

(バンバンアイドリングの)オリジナルメンバーが五人中二人しかいないとはいえそういう意味では珍しいものが観れてよかったと思う。

あくまでも歌をメインに、同時にアイドリングらしいグダグダさ加減も適度に加味された約一時間のライブだった。

ただし個人的には、もうこの会場には行かなくていいかなと思った。

正月明けに新宿ルミネで観たジュクはちライブの現場もあまり良い会場ではなかったが、それでもこのニコファーレに比べたら何倍もマシのような気がする。

自分は上手の二列目くらいで観ていたのでステージ上のメンバーの姿は非常によく見えたのだが、目の前のPAから流れる音が無意味に大きすぎて音を浴びているうちにだんだんと気持ちが悪くなってきた。

そのうち耐えられなくなってきて後ろに移動しようと思ったが場内はすし詰め状態なので移動もままならなず、こうなってくると一種の拷問に近い。

正直、ライブが終了した頃にはグッタリとしてしまった。

そんなわけでニコファーレの会場にはもう積極的に行く気にはなれないので次回からはニコ生の配信で見ようかと考えている。