【DISSIDIAシリーズ】

 

・DISSIDIA FINAL FANTASY (2008)

 

FINAL FANTASY 20周年記念作品として発売されたPSP専用ソフト。FF8からはコスモスサイドとしてスコール、カオスサイドとしてアルティミシアが参戦。歴代シリーズのメインキャラの共演が楽しめる作品だ。

 

 

原作登場の技をダイナミックにアレンジした演出で臨場感あふれる戦闘を楽しめるが、ストーリ面も原作のネタが充実。孤高を志向するスコールは序盤は仲間と距離を置くものの、陽気なジタンとバッツに感化されていく過程は原作の再話だ。カオスサイドの目的に表向き従いつつも、本心では自身の悲願たる「時間圧縮」を目論むアルティミシアの暗躍も原作通りの手ごわさを感じられる演出だ。

 

また、本作に未参戦ながら、「白い羽根」を用いリノアの存在が示唆される演出もポイント。多様な楽曲やアナザーコスチュームとしてのSeeD服、アルティミシアの強化形態として登場する「グリーヴァ」等、小ネタの物量には圧倒される。

 

・DISSIDIA 012 [duodecim] FINAL FANTASY (2011)

 

DISSIDIA FINAL FANTASYの続編として、イミテーションの脅威の起源となった過去の「12回目の闘い」を描く。ゲームシステムとしては「アシストシステム」を採用し、戦略の幅が広がる。FF8からは新たに「もう一人の主人公」ラグナが参戦。FF8では飛空艇として登場した「ラグナロク」を武器とするなど、ユニークな戦闘スタイルで闘いに新風を吹き込む。

 

物語面では、過去におけるラグナと暗闇の雲、いわば「もう一人の魔女」との戦いを描く点で、原作のラグナとアデルの闘いを追体験するような構成が興味深い。原作では描写の限られたスコールとラグナの交流が書かれる点も魅力だ。同じ世界出身のスコールだけでなく様々な出自の相手を前にリーダーシップを発揮するラグナの勇姿は原作ファンも納得の描写。

 

アナザーコスチューム、及びDLCでガルバディアの兵装、私服、騎士の衣装のラグナの衣装やアルティミシアのイデアの変装等、小ネタも更に充実。

 

ラグナのフィールドBGMとして「Julia」のアレンジバージョンが採用。原作主題歌「Eyes On Me」の要素が入ったこともポイントだ。

 

・DISSIDIA FINAL FANTASY (アーケード) (2015~)

 DISSIDIA FINAL FANTASY NT (2018)

 

シリーズ初のアーケード版として全国のゲームセンターで展開。これまでと異なり3対3のチームバトルをメインシステムとする。後に同内容にストーリーモードを追加する形でPS4向けの移植版DISSIDIA FINAL FANTASY NTが発売した。どちらも定期的なアップデートで新規キャラクターが追加される形をとることでファンを沸かせた。

 

FF8からはスコール、アルティミシアに加え、新規でリノアが参戦。愛犬アンジェロとの協力による変則的戦闘スタイルで相手を翻弄する。リノアのメインストーリーへの関与は限定的だが、追加ムービーではFF10のユウナ、FF6のロックとの交流が描かれる。特にリノアがユウナを気遣う場面が印象的だ。それぞれ原作において魔女、召喚士といった重責を担う者同士のシンパシーを感じ取れる。

 

 

引き続きの登場となるスコールはFF13のライトニングと共闘。聖府の軍人としての出自を持つライトニングと傭兵SeeDであるスコールの関わりには独自の空気感が宿る。原作設定を活用した人間描写の妙はシリーズを通して健在だ。

 

小ネタも充実しているが今回印象的だったのは追加ステージの「約束の場所」。ステージギミックとして原作エンディングの花畑の描写を再現する演出には圧倒される。

 

・DISSIDIA FINAL FANTASY OPERA OMNIA (2017~)

 

初のスマートフォン向け作品となるDISSIDIA。アクション性の強い過去作と比べ本作はコマンドRPG要素が強い。FF8からは既存キャラに加えて新たにゼル、アーヴァイン、セルフィ、キスティス、サイファー、風神、雷神が参戦。このタイミングでは他作品でのボイス付きでの出演経験があるキャラも多いがゼル、アーヴァインは初のボイス付きでの参戦。

 

 

ストーリーはフルボイスではなく、汎用ボイスを活用することとなったが、継続的なアップデートで様々なシリーズの多彩なキャラの交流を見れるのは大きなポイントだ。

 

・DISSIDIA DUELLUM FINAL FANTASY (2026~)

 

スマートフォン向けに展開予定のDISSIDIA FINAL FANTASYシリーズ最新作。FF8からはローンチキャラとしてリノアがアンジェロと共に参戦。現代世界を舞台に、現実に即した服装で歴代キャラが参戦する本作。原作からリアル寄りの衣装デザインだったリノアはイメージそのままの参戦となる。

 

【その他シリーズ】

 

・KINGDOM HEARTS シリーズ (2002~)

 

スクエアエニックスとディズニーのコラボ作品。アクションRPGとして世界的なヒットシリーズであり、多数のディズニーキャラに加え、FFシリーズの歴代キャラの参戦も見どころ。第一作の『KINGDOM HEARTS』(2002)ではレオンの名義でスコール、更にはセルフィが登場。

 

 

シリーズ第二作『KINGDOM HEARTS II』(2005)にはサイファー、風神、雷神が登場。それぞれ原作とは異なる設定、服装ではあるが原作のキャラクター性は健在だ。

 

・WORLD OF FINAL FANTASY (2016)

 

FINAL FANTASYシリーズのモンスターにスポットを当てた異色作。歴代シリーズのモンスターを味方にして様々な戦略バトルを楽しめる。ストーリーにおいて道中で主人公のレェンとラァンをサポートする歴代キャラが心強い。FF8からはスコールに加え、キスティスが登場。原作での教官としての経験を活かして指揮官としての役割で事態の収拾に尽力するキスティスの活躍は大きな見どころ。

 

更には、FF8の象徴的なロケーションである「バラムガーデン」が飛行形態で登場。ストーリーの後半において主人公達の前線基地として活躍する。内装までも原作のデザインを忠実に再現。BGMも原作のアレンジと、FF8の世界観が丁寧に再現されている。