結論から言うと、コストパフォーマンスは良いと思います。
莫大な予算がかかった作品を数千円で鑑賞できるわけですから。
一方で、タイムパフォーマンスの評価は難しい問題と思います。
映画一本で2時間前後。映画館への移動時間、予告の時間等含めると1日の大部分が吹き飛ぶように思われます。
ただ、単純な時間ではなく充実度も加味した評価で言えば、どうでしょうか。
心理学では次のような研究があります。
人生における満足度は、人生に占める「フロー状態」の時間の割合が大きいほど上がる。
「フロー状態」とは、「何かに没頭する時間」のことです。
夢中になれる時間、没頭する時間が長いほど良い。
心理的に不調となった人に、パズルゲームやプラモデル作りが推奨され、没頭を促されるのも、このような背景があってのことだそうです。
さて、映画の話題へ戻しますが、映画は「人を没頭させる技術の集積」とも言えます。
キャラクターの因縁を感じさせる描写。謎が謎を呼ぶ展開。恐怖をあおる演出・・・
ジャンルを問わず、映画には人を引き付ける演出が溢れています。
2時間という尺の中で「没頭できる体感ができる」。それが映画の特性。
そのような特性を考慮し、満足感を加味すれば、映画はコスパ及びタイパに優れた趣味の一つと言えるかもしれません。
さて、当ブログですが、個人的に「没頭できる映画」の数々を紹介させて頂いております。
・・・まあ、映画の趣味など人それぞれ、と言われてしまえばそれまでですが、趣味の合う範囲でご覧いただき、今後の鑑賞の参考として頂ければと思います。