2010年4月よりNTT Docomo 全機種でのSIMMロック解除へ
現在私たちが日常で使用している携帯は、その携帯を購入したキャリア(Docomo、KDDI、Softbank)の回線を使用し、通話やインターネットを行っています。
つまり私たちの中で何の意識も無く、当たり前の様に購入携帯の提供先であるキャリアに対して、通話料金やインターネット使用料金を支払っています。
それは、各携帯に(その携帯を購入した)キャリア以外での回線が使用できないような仕掛け、つまりSIMMロックが仕掛けられているためですが、それを解除するかしないのかという議論が最近新聞等を賑わせています。
現在、法的にSIMMロックを解除しなければいけないという規制は全く無いため、あくまで各キャリアの自主性に任せた感がありましたが、とうとう先人を切ってNTT DocomoがSIMMロック解除の方針を公式に発表しました。
では、SIMMロックを解除することによって、使用する私たちにとってどんなメリットがあるのでしょうか?
・通信料を安くできる
・通信が良い(電波が繋がり易い)回線を選べる
等といったメリットを感受できるのではないでしょうか?
例えば、都市部の回線は比較的強い(繋がり易い)と言われていますが、地方に行くと繋がり難いといったキャリアが存在するとします。
そういったユーザーは、携帯の提供先であるキャリア(例えばDocomo)の回線を使わなくても、他の会社の回線を(例えばSoftbank/KDDI等)使用することで、そういった課題を回避できる訳です。
つまり、Softbankの携帯を使用しているが、使用料はDocomoに支払うという構図が今後発生してくる訳ですね。
他のキャリアに比べてDocomoは強力なインフラを整備しています。
その点ではSoftbankは出遅れていますね。
DocomoとしてはiPhone等の販売でSoftbank等に押された感がありましたが、自分の強みを生かした戦略にうってでることで、iPhoneに流れた客を奪い返したいという意図が見え隠れします。
しかしSIMMロックが解除されることで、企業側の目線としては次のような対応策が必要となります。
・新たな競合企業の参入
⇒サービスの差別化が必要
・インフラ(回線)設備の増強
これら2つは共に密接に連携しているのですが、回線を携帯使用者に自由に選ばせる権利を与えることで、新しく参入してくる会社も多くなると思います。
既存、そして未知の競合に対応するために、各社はインフラ整備に多額の資金を投入せざるを得ない状況になりますが、しかし回線自体元々何の差別化要因も無いものなので、次第にサービスもコモディティ化し、結局は価格面での差別化に繋がっていくのではないかと思います。
使用者側からすれば、安い金額でサービルを受けることができるというメリットもありますが、企業側としては高いコスト(インフラ維持費等)をかけながら少ない利益を奪い合う、余り美味しく無い状況に今後発展していくのでは無いかと思っています。
如何に早い段階で顧客を囲いこめるか?
これがこの争いのキーとなりそうですね。
Docomoが2011年4月が全機種SIMMロック解除を公にしたことを踏まえ、他キャリア(Softbank、KDDI)がどのような動きをしてくるかが今後楽しみですね。
これらの動きによって、携帯キャリアの生き残りをかけた戦いが始まる訳ですから。。。