今回の地震・津波による自然災害。
茨城県は宮城・福島など東北地方に次ぐ被災地域となっています。
自然災害は防ぐことはできません。
復旧に向けて地域・国が一丸となっていますが、
茨城・福島・栃木・群馬では、新たな被害が発生しています。
それが風評被害。
一部の野菜から基準を上回る放射性物質が検出されたためです。
その一部の野菜は確かに市場に流出させるには制限があることはやむを得ないと思います。
しかし、ハウス栽培・温室栽培などをされている放射性の影響を全くうけていないものまでが出荷を制限されるようになり、今、被災地の農家の皆さんは頭を痛めています。
地震により建物が壊れ、水道や電気がやっと復旧してきた今、新たに経済的・精神的なダメージを与えられようとしています。
風評被害。
自然災害ではなく、人がもたらした被害であり、人の手で被害を最小限に喰いとめることができるものです。
復興に向け、義援金・応援などある一方での、大手スーパーが発した軽はずみな「北関東地域の野菜は取り扱わない」的な発言はいかがなものでしょうか。
少なくなった物資をさらに少なくさせるような発言です。
野菜には鮮度があります。
風評がなくなるまで保管する、なんてことはできません。
放射能の影響を全く受けていない野菜までもが、廃棄されてしまう事態を招いたのは「人」によってもたらされたものです。
災害でパニックになるのは当然のことかもしれません。
しかし、過剰なまでの消費者の反応が、新たな災害を引き起こしたり、復旧に悪影響を及ぼしてることは事実です。
都内ではスーパーからティッシュペーパーやトイレットペーパーなどといった紙製品が消えているそうですが、被災地である茨城では多数に存在していますよ。コンビニやスーパーにおいても、現在では豊富に食材やお弁当が揃っています。
多くの義援金も必要かもしれませんが、スムーズな被災地復興や2次被害を最小限に喰いとめるためにも冷静な発言・行動をとっていただくことを忘れては欲しくないものです。
計画停電の時、都内での交通での混乱ぶりがテレビで映し出されていました。
その混乱ぶりにコメンテーターも
「困りましたね」
という端的発言。
また、列に並んでいたある女性がリポートを受け
「仕事に行けなくて困る」
などと話していましたが、被災地では仕事をしたくても職場を失ってしまった人も多数いることを理解しての発言なのだろうか、と疑問に感じました。
今回の災害で、家を失った方・家族を失った方・職を失った方が多数いらっしゃいます。
風評被害のような人の手による災害の助長だけは、けしてしてほしくないと願います。