年内ラストゲーム。会場は室内スケボーパークと併設された倉庫型のイカした屋内施設。しかしプラスティックのフロア材が雨の影響によりつるっつるという最強最悪コンディションにより、想定外の珍スポーツの祭りが幕を開ける。

開催自体が危ぶまれるなか始まった第1試合目。早速、一回の攻撃時に2、3人の転倒者が出る地獄試合。ダッシュや急な切り返しはもちろんのこと、パスのミートや、レイアップ前の踏み込みなども危険なため、動きのないバスケが展開される。

全プレイヤーが様子見でスローなバスケに苦戦するなか、直樹は全力ダッシュや御法度のスライディングスティールで対応。じりじり点差を埋めていく。ゆっくんが豪快なすべりで負傷するも、転倒者はマイボールという謎バイオレーションのルールを味方にゲームを制し逆転勝利。

第2試合目、いち早く状況を理解しシンがコントロールを始める。またチームディフェンスもドライブは勝手にすべると判断し、シュートチェック重視の戦法を徹底。女子3Pによる危機も乗り越え勝利を掴む。

第3試合目、オーランドマジックもどきのゲームジャージが相手に。色モノ相手には特に血が騒ぐところ。同じ奴の3Pが3本決まり前半さっそく厳しい状況に。床のツルツルも影響し、ハンドチェックがちなディフェンスが5ファールを犯し相手にフリースローチャンスを与えてしまう。しかし後半、シンのかかんなドライブや遠距離砲の応戦によりなんとか競り合いに勝利。


いよいよ決勝戦。お互いツルツル床に慣れてきたもの同士。本当の戦いはこれからという構えでのぞむ。相手はTの仕事相手であることもお構いなしでヤイチの「痛ってーなーもー!」のシャウトが炸裂する。ツルツル床戦には有利な3Pシューターを備える相手の攻撃をなんとか耐えながら均衡試合は後半へ。一時逆転の事態にゆっくんのブロックショットやシンのスティール、遠距離砲も地道に積み上げ何とか過酷なツルツル床大会を制した。年内ラスト大会にて見事今年初優勝の冠を飾った。