勅撰漢詩集の覚え方 | 東海林直人のゴロテマ日本史ブログ

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*受験生を応援したいと思っています。これらは勤務校の教え子に紹介してきたものですが、全国の受験生に紹介し、少しでも役に立てばと思います。なおゴロ句は苦労の発明品につき、無断複製・転載は禁止です。

□勅撰3漢詩文集(弘仁貞観文化・2天皇年代順) ◇C
[ゴロ]凌さんが加齢臭だと/淳は警告
雲集(りょううんしゅう)・嵯峨天皇)(文麗集(ぶんかしゅうれいしゅう))(淳和(じゅんな)天皇・経国集(けいこくしゅう))

[句意]凌さんに加齢臭があると淳は(皆に)警告した、という句。


[ポイント]  

1.嵯峨天皇の命で、凌雲集文華秀麗集が、淳和天皇の命で、経国集がつくられた。

[解説]

1.勅撰漢詩文集とは、天皇の命により撰定・編纂された漢詩文集。嵯峨・淳和両天皇の在世中に撰集された3勅撰漢詩文集がある。嵯峨天皇をはじめ宮廷の漢詩文への強い意欲を反映している。

2.凌雲集(814年成立)は、1巻。最初の勅撰漢詩文集(最初の漢詩文集は懐風藻)。嵯峨天皇の命で、小野岑守(みねもり)(778~830)・菅原清公(すがわらのきよきみ)らが782~814年間の24人の漢詩91首を収載。


3.文華秀麗集(818年成立)は、3巻。嵯峨天皇の命で藤原冬嗣菅原清公(きよきみ)(770~842)らが編集。嵯峨天皇自ら作品を撰定。「凌雲集」にもれた28人の漢詩143首を伝える。


4.経国集(827年成立)は、20巻(現存6巻)。淳和天皇の命で、良岑安世(よしみねのやすよ)(785-830)らが編集。漢詩・漢文を集録。707~827年間の178人の作品。現存は詩211首(もと917首)、賦17編、対策26編。


〈2012早大・文化構想:「下線部平安初期には漢詩文集に該当しないものはどれか。2つ選び、マーク解答欄紙の該当する記号をマークしなさい。(ア「文華秀麗集」 イ「懐風藻」 ウ 「経国集」 エ「凌雲集」 オ「日本霊異記」)(答:イ・オ)〉