ついに岐阜にやって来た。
岐阜駅から、徒歩10分程の所に本日の宿がある。
20時半までにチェックインしないと、予約は、キャンセルになるという厳しい条件だったので、俺は、早めに19時半くらいにチェックインした。
受付で、住所、氏名を書く書類を渡されたので、一通り記載し、渡したら、受付の人が、俺の住所を見て
「あ、坂戸に住んでらっしゃるんですね。僕、東松山出身なんですよ」
と言った。
どうやら同じ埼玉出身らしい。
まさか岐阜で、埼玉県民に会えるのも面白い話だ。
さて、チェックインも済ませ、荷物を部屋に置き、それから飲みに繰り出した。
岐阜駅の観光案内所でもらったガイドブック載ってた飲み屋へと向かった。

風来坊という店だ。
店に入り、店員のお姉さんに、飲み物と、手羽先を頼むか聞かれた。
という事は、手羽先は、かなりのお薦めと見たので頼む事に。
飲み物は、地酒にするつもりだけど、何にしようか迷ってたら、店のマスターが、津島屋という銘柄を薦めたので、それにした。
まもなくやってきた。

辛口だけど、それでいてスッキリしていて、とても飲みやすい味わいだった。
なんでも、この酒を造っている酒蔵は、小さいらさはく、大量生産ができないらしい。
年間3000本しか造れない酒のうちの1杯を、俺は、この場で飲む事が、できたのだ!
マスター曰く、俺は、ラッキーらしい。
さて、マスターは、この埼玉のつまみに、筋子の味噌漬けを薦めた。
俺は、当然注文した。

醤油漬けの筋子は、食った事あるけど、味噌漬けは、しょっぱさの中に、味噌独特の甘味と風味もあって、うまかった。
この筋子が、今宵の酒を更に旨いものにしてくれるのだ!
さて、この店、お薦めの手羽先がやってきた。

肉全体に、塩とペッパーのからみが効いていて、たまらなかった!
津島屋の酒の後も、マスターお薦めの地酒を次々と飲みほしていった。
今夜は、マスターのお告げのままに、酔っぱらうのだった。
さて、一通り岐阜の地酒を飲んだ俺は、ほろ酔いで、店を出た。
宿に着いた時、その、ほろ酔いが急激に覚めてしまった。
なぜなら、

パトカーが止まっていて、おまわりさんが宿にやってきていた。
40代女性が、おまわりさんに色々質問されている。
その女性は、盗難が、どうのこうの、と言っていたので、おそらく盗難の被害に遭ったのかもしれない。
そして、受付カウンターにいた東松山出身のボーイさんも、おまわりさん、色々質問されていた。
俺が、ちょいと飲みに出てる間に、この宿で一体何が起きたのだろう?
明日、このボーイさんに、聞いてみよう。
埼玉県民同士なんだし、是非、教えて欲しい。
旅は、まだまだ続く。


