東芝問題 | たかのけんのひとりごと。

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学生時代はアルバイト情報誌片手にバイト漬け。そのうち、自分で仕事を創り出すことを思いつき、20歳で社会留学。現在のスリープロ(2375)を創業。皆様に支援頂き上場、2010年退任。2015年リハビリ期間?をおいて再スタート。改めてよろしくお願いします!

東芝問題について少しだけ感じることをコメント。
額の大きさや社風にまでフォーカスが当たり一大スキャンダルになっている様子。
起きている問題は会計処理やテクニカルな解釈の問題と、それを経営が意図したか否かといった類。
家電オタクとしては家電製品としてのTOSHIBAブランド目線からもちょっとコメントしたい。

話しそのものでは大なり小なり良く聞く話し。
過激な表現かもしれないが、解釈や見解の相違も含め同じような話しは五万とあるようにも感じる。
経営的に気になったのは、経営陣が業績に対してプレッシャーを現場に掛けたかどうか。
それが過度で無かったか否か。
ハッキリ言ってナンセンスな気がした。

経営なのだから業績に対して現場にプレッシャーかけるのは当然だし、ある意味、掛けない経営ってどうなんだと思ってしまう。
もちろん利益や業績じゃ無く、、、というオーナー会社もあるでしょうが。
プレッシャーを掛けた結果、現場が暴走した、ワル知恵を働かせた、それは問題で有り、それを発見できなかった内部統制上の問題や、内部監査、内部牽制機能の問題はあるようには感じる。またその暴走を止められない、議論出来ないという雰囲気の問題はあるのかもしれない。
が、社員では無いのでそこは良く分かりません。

ユーザーとして感じるのは、TOSHIBAブランドの製品にはとんがった製品が多く、TVやDVDレコーダーやパソコンなど比較的愛用していた。
が・・・言われると確かに気になったのは、その製品、性能に比較して妙に安いという不思議さを感じてはいた。単純に安くて嬉しいなと言う程度しか思わなかったものの、もしかしたら、そのプレッシャーとやらで過剰在庫を圧縮するためにも結果的に現場は安売りに走っていたのかもしれない。
それは中長期的には経営にとっても取り返しの付かないブランドイメージの毀損になっているわけで、そういう観点では、経営上の失策、大きなダメージであるように感じる。粉飾か否か、不正か否かという観点ではなく、そういう一般ユーザー目線でのTOSHIBAブランドに対しての報道が余り無かったのは少し家電マニアとしては気になりました。