色々とご質問を頂きますので、私の見解を簡単に書かせて頂き、今年最後のブログ更新とさせて頂こうかと思っています。尚、私自身、退任から1年が過ぎましたが、株主としては一応まだ株式を保有している事もある関係上、完全に何の利害関係も無い状況では無く、まだ利害関係がある事も表明した上で書かせて頂きます。また、あくまでも個人的なコメントです。記事によるご意見やご感想は個別頂ければ拝見はしますが、記事を投資の判断基準にされる事による責任は一切持てませんのでご了承頂ければ幸いです。
■出来高について
かなり大きくなった日もあります。27日に1500株を超えています。ファンド等が買っているのではと聞かれますが、私は余りそうは思いません。これだけ他の銘柄や全体が薄商いの中でランキングに毎日登場すれば、否が応でも資金、注目が集まってしまうのかなと思います。もし仮に、どこかの誰かが大量に買い付けていたとして・・現実的な引受証券会社の売買審査も考えると、そう多く買えていないと思われます。それは恐らく過去の流動性から見れば分かる事ですし、買う側も分かっているはずです。つまり逆にM&Aを度々見てきた側の意見として申し上げれば、この状況下で株を買い占める(占められる)と考えるには少し無理があるように思います。もし仮に私の推測が外れて、5%超(約1,000株、5万だと5千万)投資した方がいたとすれば、年明けには大量保有が出てくるのでしょう。(出ないように思いますが)ちなみに随分前にも1日に2千株近い大商いのあった日はあります。(日々の流動性は低いですが)その時も同様の議論を発行体として色々確認しましたが結局は取り越し苦労でした。
■決算内容について
確かに前期10月期は当初計画より上回っており、特に直近四半期における利益が非常に出ているのは特筆すべき点かと思います。ただ・・中間期からの進捗として半期単位で業績を見て頂くと皆さんが仰るほどの業績では無いのです。ましてや前期までに、かなり大きな償却負担であった営業権を全て償却しており、更に、一連の事件(申し訳ありませんでした)後に、残念ながら相応の人数の社員の退社が続いています。結果、販管費(暖簾償却も含めた)が大幅に削減されていますので、出るべくして出た利益とも言えるかと思います。また、決してこれは自身のことを何か棚に上げて言うわけではありませんが、従来の拡大路線においては、即換価性が低くとも、新たな拡大策のための様々な将来投資も同時並行的に行っていました。事件以降、足もとの収益のみに集中した1つの結果の表れとも言えるのでは無いかと思っています。私の退任後も悪いニュースが出続けた後も、とにかく会社を救うべく最大限の努力をしてくれた社員の皆さんに心からお礼を申し上げたいです。正直申し上げて、一抹の寂しさも無くは無いですが、、、自分自身、そういう会社にしたいと考えていたので社員の皆さんにはとても感謝していますし、誇りに思います。
■現経営陣について
前項でも少し書きましたが、現体制になったのは8月末の臨時総会からです。つまり9月以降の体制であり実質的には既に発表された23年10月決算は現経営陣の業績とは少し言いにくい側面もあります。掲示板等では既にその効果が出ているといった表現がありますが・・。私自身が株式をグローバルBPOに譲渡することを決めていますので、当然、相乗効果があると見込んだからこそ、そう決めたつもりですし、人としても尊敬できる方々だと思っています。つまり、現経営陣の経営手腕、様々な事業上の相乗効果は今後出てくるものでは無いかなと思います。当然ではありますが、今期業績如何ですし、それは紛れもなく現経営陣の業績結果と言えるのでは無いかと思います。
■株価について
色々と掲示板では書かれています。株価は発行体にいる時から全く分かりません(笑)が、過去の事実だけは申し上げられます。分割等も考慮反映した上の株価で、元々の創業時5万円、IPO時は15万、最高時30万弱、、、ライブドアショックで大幅に下がり、リーマンショックで更に下がり、、、と下がり続け、一時は5万円を切りました。さすがにこの時は凹みました。。。創業時より下がるなんて・・・と。
が、その後持ち直し10万前後でウロウロ。アビバを買収リリース後に12万程度まで回復しました。またその後、色々と遅延等の問題もあり徐々に下がり、私の退任後が7万程度。事件で5万程度に下落、更にアビバ等の問題で5万円割れ・・といった状況でした。つまり下乗はその状態に戻ったという事で理解を頂ければ良いのでは無いかと考えます。今後、それがどうなるのかはコメント出来ませんし分かりません。ただ上記申し上げた通り過去からのトレンドとすれば、そのように思います。
■理論株価
掲示板では色々な他社事例を引き合いに理論株価が話しあわれています。が、私は余り当てにならないように思います。(申し訳ありません。)また出来高で書いたようにプロが買い上げる局面でもありませんので、残念ながら少しデイトレーダーの皆さんの期待値が膨らみすぎてるように感じます。
■株主の皆さまへ
本当に色々とお騒がせ、ご迷惑をおかけしました。私の不徳と致すところです。誠に申し訳ございませんでした。現状株価に対する私の理解は上記の通りです。ぜひ今後の業績、会社の動向にご注目頂ければ良いのでは無いかと思います。