(2006.4.1)
彼女と会う前に、すみれに電話してきてくれた彼。
「変に気を使われると余計につらいよ。何も変わってないだけだから大丈夫だから」
必死で平気なふりした すみれ。。。
すみれと彼が会ったあとから数えて・・・
三度目の彼と彼女のデートの日だった。
でも、あとあと、この1本の電話が大きい意味を持つことになるのだった。。。
彼と彼女が会っている間・・・
むなしいから、すみれからはメールしないでおこうと思いつつ・・・
その日は「今日だけ淋しいってメールさせてね。せっかく慣れようと思ったのに
もう終わりかも・・・とか変な期待させるから逆戻りしちゃったじゃん」ってメールした。
彼も返事をくれ、数回メールのやりとりした。
夜・・・
彼女と別れた頃の時間にメールしようかとも思ったんだけど、
なんとなく・・・ホントになんとなく、しないほうが良さそうな気がしてしなかった。
しなくて良かったみたい。
その頃、彼は彼女と「修羅場」だったから・・・(^-^;
ここから書く話は、翌日彼から聞いた。
たぶん、最近の彼の様子から、彼女は何かを感じていたのだろう。
この日も、その前の週も・・・
彼は彼女を抱かなかったらしい。
すみれは、決してそんなお願いは彼に言っていない。
彼女と別れて、すみれだけを見て欲しい・・・とも。
ホントは言いたいけど、それは既婚者のすみれには言ってはいけないことだと思っていたから。
彼女とその日のデートを終え、彼女を送っていく途中・・・
彼女が彼のケータイを見たがったらしい。
彼は断ったが、あまりにもしつこいので見せたらしい。
「見せた時点で覚悟はあった」と、彼の後日談。
機種が違うので、彼女はメールを見ることはできなかったが、
通話の着発信履歴を発見。
そこには毎日のように、すみれとの履歴が・・・
「誰? 今日も・・・会う前にも電話してる!」
彼は、会ったことのないメル友だと、最後まで言い張ったらしいが、
彼女が
「こんな女がいるから私を抱けないのね。私と、これ(すみれのこと)と、どっちを取るの!」
と、激怒し、
彼も変なところで誤魔化せない人なのか、
「どっちって決められない」
と、何度も押し問答だったらしい。
そして・・・
最後には「すみれを取る」と言ったらしい。。。
「俺だって、仕事もしなきゃいけないし、いずれ結婚もしたいんだ」
・・・という、セリフが効いたらしい。
おそらく、すみれが既婚者だというのは、彼女はわかっていなかったのだろう。
そして、彼女がお金で彼を縛っていてはダメだというのも思い知らされたのかもしれない。
「お互い割り切れなくなったら付き合っていけないね」
と・・・
彼と彼女は3年間の付き合いにピリオドを打った。
修羅場中に、彼女はすみれに電話しようとしたらしい。
でも夜の11時頃。非常識な時間ということで彼が止めたらしい。
よく、お間抜けにその時間に、すみれはメールしなかったものだ(^-^;
虫の知らせだったのだろうか。。。
信じられないことだけど・・・
夢にまで見たこと・・・
そう・・・
彼が、すみれだけの彼になったのです。。。